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Photo: WSL

現地時間7月31日(メキシコ)、今季初となるBWT(ビッグウェイブツアー)イベント「プエルト・エスコンディード・チャレンジ(Puerto Escondido Challenge)」が開催。

フェイスで25フィート台というコンディションで開催となった同イベントは、若きハワイアンウォーターマンのカイ・レニー「Kai Lenny」(24歳)が制する結果となりました。

今回の記事は、プエルト・エスコンディード・チャレンジのレポート、イベント動画などをお届けします。


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イベントレポート

昨年の同イベントと比べ、今年はサイズが少し落ちることからビッグバレルのメイク続出になると思われましたが、そこまで甘くなかったプエルト・エスコンディード。

今年も昨年同様にサバイバルセッションとなり、ビッグバレルをディープに攻めて巻かれるヘビーワイプアウトが当たり前のタフなバトルとなりました。

カイ・レニー Photo: WSL

今イベントで主役となったのは、優勝のカイ・レニーと準優勝のジェイミー・ミッチェル。カイは、一般的にビッグウェイブサーファーと呼ばれるタイプではありません。

カイのキャリアにおいては、SUP(スタンドアップパドル)の世界でトップに立っているので、専門が何かと言えば、コンテストの世界ではSUPと言えます。

なのですが、ショートボードに乗ればエアリアルをしたり、マウイ島ジョーズのビッグウェイブを攻めたりとオールラウンドなので、まさにウォーターマンという説明がしっくりきます。

そんなカイは、パドルボードのビッグレースである「Molokai 2 Oahu」と今イベントの日程が重なり、プエルト・エスコンディードを選んでの出場。

プエルト・エスコンディードを選んだ理由は、「去年出場した時、波がデカくて本当にビビった。だから、今年も絶対に出場して、ファイナル進出を目標にしてたんだ」とのことで、並みいるビッグウェイブサーファーを抑え、目標を上回る結果を残しました。

ジェイミー・ミッチェル Photo: WSL

準優勝のジェイミーは、7月にプエルト・エスコンディードで胸骨を骨折して、完治していないにも関わらず出場しての堂々たる結果を残しました。

怪我を押しての出場に関してジェイミーは「(対戦相手は)みんなアニマルだから、野獣モードに入って、痛みを麻痺させて戦ったんだ」とコメント。半端じゃないです…。

BWTイベントはコンテストであるため順位は付けられるものの、出場サーファー全員が主役といっていいほど素晴らしいライディングやチャージがあったので、動画もチェックして下さい。

イベント動画

カイ・レニーのウィニングライド@ファイナル

ワイプアウト特集

各ヒートのベストウェイブ特集

ファイナル結果

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公式サイト:「Puerto Escondido Challenge

昨シーズンのプエルト・エスコンディード・チャレンジ