今や世界的に知られるほどとなったクリスマスイブに開催されるイベント「サーフィンサンタ(Surfing Santas)」。
米国フロリダ州ココアビーチで開催されているのですが、とある家族の遊びが10年も経たずして大規模イベントへと拡大したのです。
今回の記事は、サーフィンサンタの成り立ちから今年のプロモーション動画などをお届けします。
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事の始まりは2009年のクリスマスイブ。ジョージ・トロセットが子供を連れてビーチへ行き、サンタの衣装を着てサーフィンを楽しんでいる写真がクリスマス当日に地元紙の一面を飾ることに。
その写真を見たジョージの友達から「来年はオレも参加したい」などの連絡を受け、翌年から少しずつ規模が拡大していきます。
その後の規模拡大は時系列で以下の通り。
2010年:19名のサーフィンサンタ(サンタの衣装を着たサーファー)が参加。
2011年:84名のサーフィンサンタと数百名のギャラリーが参加。
2012年:159名のサーフィンサンタ、6名のスカイサーフィンサンタ(ビーチへとサンタの衣装でスカイダイビングするもの)、数百名のギャラリーが参加。この年には主要メディアがこぞって報道することに。
2013年:210名のサーフィンサンタと1,000名近くのギャラリーが参加。規模拡大のために場所をダウンタウンに移転。
2014年:300名のサーフィンサンタ、18名のスカイサーフィンサンタ、4,000名以上のギャラリーが参加。ローカルレストランが無料のパンケーキを提供してくれたりと協力者が拡大。
2016年:600名のサーフィンサンタと8,000名以上のギャラリーが参加。
家族だけでクリスマスを祝おうと、サンタのコスチュームでサーフィンというちょっとした遊び心が、とてつもない大規模に発展するとはジョージ本人が全く予想すらしていなかったことでしょう。
規模拡大に伴い、2014年からローカルアーティストデザインによるイベントTシャツも販売されるようになりました。
物販の売上金額は6万ドルを超えるようになり、「The Florida Surf Museum」と「Grind for Life」の2つの団体に寄付されるというチャリティイベントになっているとのこと。
みんなでイベントを楽しみながらチャリティにも参加できるという仕組みは実にアメリカらしくもあり、素晴らしいイベントですね。
今年のプロモーション映像と言えるオフィシャルミュージックビデオから、イベントの盛り上がりをチェックして見て下さい。
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公式サイト「Surfing Sants」