これまでに当ブログで水難救助におけるドローン活用の動きをいくつか紹介してきました。
そんな中、オーストラリアでは世界初と言われるドローンレスキューが実際に行われることに。
今回の記事は、ドローンが救助に成功したオーストラリアでの事例に関するニュースをお届けします。
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ドローンレスキューが行われたのは、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州レノックスヘッドでのこと。
2人の若者が沖合1キロ弱ほど流されているとの連絡がライフガードに入り、ドローンを使用することを決定。
使用されたドローンは、シャークアタック防止策として導入されたリトル・リッパーです。
フロートを装着したリトル・リッパーは、流されたものの近くまで飛んでいきフロートを完璧な位置に落下させ、フロートを掴んだ若者二人は無事に岸まで帰ってこれたとのこと。
今回の件に関してノーザンNSW州政務次官のベン・フランクリンは、以下のコメントを寄せています。
一般的な海水浴客の救助では、ライフガードが出動となると対象者のもとに辿り着くまで最大で6分ほどかかる。だが、今回かかった時間はわずか70秒。
これは目を見張るほどの成果であり、ウォーターレスキューの今後の可能性を大きく広げたくれたと言える結果だろう。
リトル・リッパーと言えばシャークアタック対策で導入されたドローンであったので、まさかレスキューで活躍したとは驚きのニュースでした。
今回のケースを機に、世界的にさらにドローンを活用したウォーターレスキューの動きが広まっていくのではないでしょうか。
*今回の救助時のドローンからの映像 https://youtu.be/HXxXuf8qsUc
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参照記事:「Drone Saves Two Swimmers in Historic First-Ever Rescue」