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先日お届けしたシャーベット状のフローズンドリンクのようになったスラーピーウェイブ(Slurpee Wave)。

非常にレアな現象ということですが、海の表面だけシャーベット状に凍ってしまうその理由とは?

今回の記事は、スラーピーウェイブが発生する理由に関する内容をお届けします。


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見ていると非常に神秘的な自然美と言えるスラーピーウェイブ。ただ、海面だけが凍り、海水は凍らない理由がどこにあるのでしょうか。

早くも答えを言ってしまうと、その理由は淡水と海水の違いにあります。海水は塩分を含んだ塩水ですね。

淡水が凍る凝固点は気温0度。一方、塩水の凝固点はマイナス2度という違いがあります。つまり、塩分が凍らないようにブロックするというわけです。

その性質から、塩水は凍ってしまうと、飲むことができるほど淡水に近い状態になっているとのこと。塩分がほぼ抜けてしまうという事ですね。

スラーピーウェイブが発生したと先日紹介した記事の動画での気温は以下の通り。

外気:-11℃
海水温:2.2℃

上記海水温だけでは凍りませんが、塩水は凝固点に近づくと濃くなり、薄くなってきた淡水に近い水が海面の上部へと向かい、氷点下となった外気に冷やされることでシャーベット状になったというわけです。

ただし、気温もさることながら、波が荒れていれば海の表面を覆うような形にはならないので、それだけレアな現象だそうです。

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参照記事:「Why Aren't We Surfing Frozen Waves?

スラーピーウェイブの過去記事