現地時間2018年3月13日(オーストラリア)、ゴールドコーストのスナッパーロックスをメイン会場としたメンズCT初戦「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト(Quiksilver Pro Gold Coast)」が開催。
ウェイティングピリオド初日から三日連続で開催となった本日は、メンズのみの開催となってラウンド2が終了しました。
今回の記事は、クイックプロ@ゴールドコーストのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。
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昨日のウイメンズ開催と似たようなコンディションでスタートとなった本日のメンズのラウンド2。
敗者復活戦となるラウンド2は、通常はビッグネームが出場することは少なく話題は少ないのですが、本日は大番狂わせが発生の熱い展開を迎えました。
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト(Quiksilver Pro Gold Coast)
本日いきなりの見所となったのは、ヒート1に登場したワイルドカードのマイキー・ライトとワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンス。
この二人の対戦は昨年のラウンド3を彷彿させます。昨年はマイキーがスナッパーロックスのメインピークとなるビハインドザロックからのバレルをメイクしたものの、ジョンジョンに軍配が上がる事に。
しかし、今年は一味違ったマイキー。すでにQS6,000イベントでも優勝している通り、コンテストで勝つための戦略を練っているといった感じで、レパートリー豊富なターンを織り交ぜジョンジョンに圧勝。
ジョンジョンは昨年のスナッパーロックスでは3位となったものの、基本的にスナッパーロックスでの成績は良くないので、相性が悪いのかもしれません。だからこそ、ハワイシーズン中にわざわざスナッパー入りして練習していましたしね。
ちなみに、ジョンジョンが一コケの25位(ラウンド2敗退)となるのは、2015年トレッスルズイベント以来との事です。
ジョンジョンに続いて早期敗退を喫したトップシードは、スナッパーロックスで一昨年は優勝、昨年は準優勝を決めたマット”ウィルコ”ウィルキンソン。
ウィルコの対戦相手は、こちらもワイルドカードのマイケル・フェブラリー。マイケルはケリー・スレーターのリプレイスメント出場で、結局ケリーはスナッパーに現れず。
いつも思うのですが、ケリーの欠場に関してWSLはギリギリまで発表しません。ケリー目当ての観客が多いからでしょうね。
そのケリーは、実は昨日の時点で正式に欠場の発表を行っていたのでマイケルの出場は確定していて、さらにミック・ファニングがベルズで引退後にはマイケルのCT入りが決まっています。
そんなマイケルのサーフィンは、パワーではトップシードと比べると劣る印象がありましたが、マイキー同様、ターンのバリエーションやアプローチを変えるテクニカルな面が光る結果となりました。
本日のトータルハイエストスコアとなる17.03ポイントをマークしたのはローカルのジョエル”パーコ”パーキンソン。パーコも引退を囁かれるサーファーで、ミックに先を越されましたが…。
そんなパーコはローカルらしく、ほとんどエクセレントレンジ(8~10ポイント)のスコアが出ない本日のコンディションで、エクセレントレンジを二本揃えるほど好調なサーフィンを見せました。
今シーズンからWSLでの国籍表記を日本に変えた五十嵐カノアは、ミディアムスコアの厳しいヒート展開の中でキアヌ・アシンを相手に勝利。カノアのラウンド3での対戦相手はフレデリコ・モライスとなっています。
.@KanoaIgarashi advances over @keanu_asing in #QuikPro #GoldCoast Rd 2, Heat 8 👉 https://t.co/Aj8jHugVSY pic.twitter.com/ZJb3VgVPpL
— World Surf League (@wsl) 2018年3月13日
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
Day 2 highlights from the #QuikPro #GoldCoast 🌊 @quiksilver pic.twitter.com/ddTvIMBN2I
— World Surf League (@wsl) 2018年3月13日
波予報
明日からの波予報ですが、WSL公式波予報サイトであるサーフラインの予報は昨日お届けした内容と変わりません。
現地オーストラリアの波予報サイトをいくつかチェックすると、サイトによって違いはあるものの、明日は大きなサイズアップは期待できないとの印象。
共通している点としては、15日(木曜)にサイクロンスウェルがピークに達するという点で、ダブルオーバーヘッドくらいまでサイズアップしそうです。
明日はメンズのラウンド3(できればラウンド4も)を開催し、明後日15日に予報通りのサイズアップとなり、キラでのバレルセッションとなれば面白いなと思います。
まとめ
日本とゴールドコースト(オーストラリア)の時差は1時間。明日14日午前7時スタートの場合、日本時間は13日午前6時となります。
ライブ中継については引き続きWSL公式サイトやアプリでも従来通りに視聴可能でしたが、Facebookのみの中継に変わる可能性はあるのでご注意下さい。
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公式サイト「Quiksilver Pro Gold Coast」
公式サイト「Roxy Pro Gold Coast」
ライブ中継「WSL Facebook」