凄まじいスピードで進化を続けるモダンウェイブプール。
そのため、例え現時点においてベストと思える人工波を発生させることができたとしても、改良の手を休めるわけにはいきません。
今回の記事は、ケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」がエアーセクションの改良に向けて取り組んでいる内容についてお届けします。
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デモ施設を含めたモダンウェイブプールとして、最もクオリティの高い人工波を発生させられるのがサーフ・ランチ。
ロングバレルにロングウォールと、ターンとバレルに関しては完璧なブレイクを見せますからね。となると、足りない点はエアーセクション。
特に、BSRサーフリゾートのウェイブプールがオープンし、同ウェイブプールのエアセクションが世界トップと言われれば黙っていられてないのがサーフ・ランチでしょう。
そこでエアーセクションのデザインのために協力を仰ぐことになったのが、ジョシュ・カーとアルビー・レイヤー。サーフ・ランチ訪問後、二人がSNS投稿した記事は以下の通り。
*ジョシュ・カー
数日前、アルビーやケリーとエアーセクション作りに取り組ませてもらって楽しかったよ。ヤバい感じに調整できたって言えるね。9月のCTイベントが楽しみだよ。
*アルビー・レイヤー
こないだジョシュとプライベートジェットに乗ってサーフ・ランチへ行ったんだ。
目的はエアーセクション作りのためで、波に乗るたびにケリーやスタッフにフィードバックして、改良を加える毎に少しづつ良くなっていったね。
中には相当なポテンシャルを秘めたセクションなんかもあった。サーフ・ランチの人工波が文字通り無数の設定可能だったのには驚かされたね。
サーファーとしては凄い時代に突入したけど、このウェイブプール競争が熾烈を極める時代にどうすればいいのか分からなくもなるよ。
まるで子供の頃に思い描いていた夢物語のような世界だけど、それが現実のものになったんだから。
これまでのサーフ・ランチであってもエアリアルをするサーファーはいましたが、主にブレイクの早いターンセクションでのことだったので、決してエアリアルのクオリティを比較するためのエアーセクションではありませんでした。
まだまだ改良中ではあるものの、ジョシュとアルビーが公開した今回の写真を見る限り、着地時のクッションとなるフォームボールへ飛び出しているので、完全にエアリアル向けのクローズアウトセクションを作っているのかと予想できます。
ターン、バレル、エアーと出場サーファーがトータルスキルで競う舞台が整う可能性が増したと考えると、9月に開催されるCTイベント「サーフ・ランチ・プロ」が楽しみとなりますね。