現地時間2018年10月11日(フランス)、CT第9戦の「クイックシルバー・プロ・フランス(Quiksilver Pro France)」と「ロキシー・プロ・フランス(Roxy Pro France)」が開催。
本日はウイメンズのラウンド3、メンズのラウンド3の残りヒート全てが行われました。
今回の記事は、クイックシルバープロ@フランスとロキシープロ@フランスのイベントレポート、動画、波予報などといったニュースをお届けします。
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ロキシー・プロ・フランス
メンズに先立って開催となったロキシープロでは、タイトルレースを争うステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソンがまさかのラウンド3敗退という結果に。
先に出場したのはヒート2のステフ。ステフ本人が苦手というレフトでの戦いとなった同ヒートでは、ミディアムスコアさえ出せずにヒート終盤までステフにとって厳しい展開に。
ヒート残り数分という段階で、ステフが逆転に必要なスコアは8.33というハイスコア。最後の最後でようやくグッドウェイブを掴み、最後まで波を乗り切り、ステフの劇的な逆転劇かと思われたものの、ヒート終了後にコールされたスコアは逆転には届かず。
その結果、シーズン終盤にしてステフは今シーズンのワーストリザルトとなる9位となり、悔しさから涙ぐむ姿を見せていました。
気分は最悪。一生懸命取り組んだけどプレッシャーがあまりにもきつくて…。これだけ感情的になっているってことは、それだけ勝ちたかったってわけ。
すごい辛いけど、気持ちをマウイ(ウイメンズCT最終戦の会場)に切り替えるしかないわ。
ステフ敗退の結果を知った上でヒートに臨んだレイキー。レイキーにとっては絶好のチャンスが巡って来たのです。
でしたが、レイキーもステフ同様、僅差の末にラウンド3敗退と言う予想外の展開に。
正直言って自分のサーフィンにがっかりしてる。タイトルレースとか色んなことで気持ちが散漫になって、ヒートに集中できなかったんだと思うわ。
ステフとレイキーの敗退により、ハワイでの最終戦へと持ち越しとなったウイメンズCTのタイトルレース。
ハワイイベントでは、ステフは3位以上(セミファイナル進出)となれば自力でのワールドタイトル獲得、ステフが5位以下でレイキーが優勝すればサーフオフ(ポイントが並んだ場合に行われるヒート)となります。
Both Women's World Title contenders @Steph_gilmore & @LakeyPeterson saw Round 3 eliminations at the #RoxyPro France. The Title Race has been pushed to the Beachwaver Maui Pro, the final event of the year. @Roxy pic.twitter.com/3veDSXrnqt
— World Surf League (@wsl) 2018年10月11日
本日の結果
今後のヒート表
クイックシルバー・プロ・フランス
本日はウイメンズ終了後、5ヒートのみが開催となったメンズ。各ヒートを勝ち上がったのは、マイケル・ロドリゲス、マイキー・ライト、パトリック・グダスカス、セバスチャン・ジーツ、ジュリアン・ウィルソン。
ハイライトはパトリックとコロヘ・アンディーノのヒート。ヒートをリードしていたのはコロヘでポイント差も大きく、ヒート終了間近でパトリックが逆転に必要なスコアは8.77。
しかも、終了間近にはコロヘがプライオリティ(波に乗れる優先権)を持っていたので、ほぼコロヘの勝利は確定といった流れでした。
ヒート終了数秒前にパトリックが波に乗り、当然のようにパトリックをブロックするためにプライオリティを使ってドロップイン(前乗り)したコロヘ。
そして二人はそのままビーチに戻ると、コロヘがインターフェアを犯したのでパトリックの勝利とのコール。どうゆうことって感じですよね。
プライオリティはヒート時間中だけのもので、実はコロヘが波に乗ったのはヒート終了のホーンが鳴った直後。ヒート時間外は一般的なサーフィンのルールがCTサーファーにも適用され、コロヘはパトリックにドロップインをしたとしてインターフェア扱いとなったのです。
ヒートが終了しているので関係ないんじゃないと思う方もいると思いますが、パトリックはヒート時間内に波に乗っていたということが理由として挙げられます。
今回のインターフェアの罰則は、トータルスコアから二番目に高いスコア除外となり、コロヘはまさかの敗退を喫することに。思わぬ形で勝利を手にしたパトリックのコメントは以下の通り。
何とも言えない勝ち方だし、意図的に狙っていたわけでもないんだ。でも、勝ちは勝ちだから受け入れるよ。
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
12日はフェイスで5~8フィートで風も問題なさそうなので、イベントはオンとなるでしょう。
13日が6~10フィートまでサイズアップすることを考えると、基本的に男女同時開催のイベントは同日にイベント最終日を行いますが、12日に一足先にウイメンズを終了させる可能性もあると思います。
まとめ
日本とフランスの時差は7時間で日本が7時間進んでいます。
ライブ観戦の場合、現地時間の午前8時スタートならば日本時間は午後3時となります。
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公式サイト「Quiksilver Pro France」
公式サイト「Roxy Pro France」