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Photo: WSL / ED SLOANE

パイププロのイベント期間にヒートを欠場し、今季の残り全てのCTイベントを棄権すると発表した2×ワールドチャンピオンのフィリペ・トレド「Filipe Toledo」(28歳)。

理由としてはメンタルヘルスを挙げていて、メンタルヘルスを患っていたことはすでに公然の事実。

ただ、なぜメンタルヘルスを患う事になったのかについてはあまり知られていないのですが、その謎を紐解くような会話が交わされる事に

今回の動画は、ハーレープロサンセットのコメンテーターブースにゲスト出演したフィリペ・トレドの映像を届けします。


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まずはフィリペがツアーを離れることにした理由について語った内容が以下の通り。

僕にとって相当厳しい判断だった。

ツアーを一旦離れなきゃマズイって状況に達していることに気付くまで数日費やしたんだ。

まずは自分自身を大切にしようって思いに至って、ツアーを離れたくないけど離れなきゃならないって決めた。

コンテストから離れるのは本当に辛いんだけど、今は休憩してリセットすることが必要。

1年間だけプレッシャーから離れた生活を送り、家族やサーフトリップに時間を割こうと思ってる。

このコメントを聞いて感じたのは、コンテストで結果を残せなかったらというプレッシャーと常に戦っていたのだなと実感させられました。

アスリートと言う事で結果が収入に直結しますし、いつかは必ず訪れる衰えから逃げることはできません。

そのため今はベストを尽くすしかないのですが、フィリペはすでにツアー歴10年のベテランなので、どうしても先を見据えてしまっていたのかもしれません。

また、2010年代後半のフィリペはプレッシャーに弱かった事も要因の一つだった恐れがあります。

フィリペは好調な成績でツアー終盤のヨーロピアンレグに差し掛かると、フランスとポルトガルは苦手な会場ではないのに早期敗退続きとなっていました。

こればかりは性格だと思うのですが、ステファニー・ギルモアなんかは「プレッシャーが掛かるとベストパフォーマンスを引き出せるからコンテストが好き」と語っていた事がありさすがだなと感じたことがあります。

とにもかくにも、トップになればなるほど好成績を残して当たり前、成績が落ちると叩かれるという負のループに入るので厳しいのですが、ファンとしてはまだまだフィリペのパフォーマンスを見たい方が大半でしょう。

今季の休息を経て、パワーアップして来シーズンに戻ってくることを楽しみにしたいところです。

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