blank
Photo: WSL / DAMIEN POULLENOT

現地時間2018年10月9日(フランス)、CT第9戦の「クイックシルバー・プロ・フランス(Quiksilver Pro France)」と「ロキシー・プロ・フランス(Roxy Pro France)」が開催。

ようやくコンディションが良くなった本日は、ウイメンズがラウンド2の残りヒート全て、メンズがラウンド1~ラウンド2ヒート2まで行われました。

今回の記事は、クイックシルバープロ@フランスとロキシープロ@フランスのイベントレポート、動画、波予報などといったニュースをお届けします。


スポンサーリンク


ロキシー・プロ・フランス

メンズに先立って開催となったウイメンズ。ウイメンズはラウンド2の残り3ヒートのみ開催となり、ラウンド2は敗者復活戦。

その敗者復活戦送りとなっていたビッグネームのサリー・フィッツギボンズとコートニー・コンローグは順当なラウンドアップを果たしています。

また、日本で先日開催されたISAイベントで優勝を果たしたばかりのサリーは、本日のトータルハイエストスコアとなる12.93をマーク。

唯一の番狂わせと言えるのはニッキ・ヴァン・ダイクの敗退。ニッキを破ったのは、今シーズンは度々リプレイスメント出場しているメイシー・キャラハンでした。

本日の結果

今後のヒート表

クイックシルバー・プロ・フランス

ウイメンズのラウンド2終了後、スタートとなったメンズの初日となるラウンド1。濃霧の影響から、始まると思いきや少し待機になりましたが。

また、ラウンド1終盤ではコンディションの変化に伴いサーフスポットを移動したりと、慌ただしい一日となりました。

タイトルレースに目を向けると、注目なのはカレントリーダーのフィリペ・トレドとCTランク2位のガブリエル・メディナ。

フィリペはポイント差で優位に立っているものの、昨年はフランスとポルトガルのヨーロピアンレグでガブリエルが2連勝を上げているので、ガブリエル有利とも言えます。

そんなガブリエルはラウンド1のヒート5に出場し、順当に1位通過で勝ち上がりラウンド3進出を決定。

ちなみに、ガブリエルは現時点においてチョープーとサーフランチで2連勝。もしも今イベントでも優勝して3イベント連続優勝となると、1996年のケリー・スレーター以来の記録となります。

一方のフィリペはヒート6に出場し、バックアップスコアを揃えることができず、コナー・オレアリーに1位の座を奪われラウンド2送りとなることに。

敗者復活戦となるラウンド2では会場移転が功を奏したのか、ローカルワイルドカードをコンビネーション(相手がパーフェクト10を出しても逆転不可能なスコア差)に追い込み、圧勝しました。

フィリペのコメントは以下の通り。

ヒート序盤に良い波に乗れれば、主導権を握れるんだ。今回は思い通りにはいかなかったけど、そういったヒートもある。

今年は上手くいかないヒートもあったけど、それでも勝ち上がってきてるから、ストレスは全く感じない。準備万端だから、ゆっくり休んでリセットして次のヒートに備えるだけ。

さて、ビーチブレイクバレルのフランスという事で、シングルハイエストスコア8.50をマークしたのは「バレル×アーリーウープ」のコンビネーションを見せたジュリアン・ウィルソン。

ジュリアンはCTランク3位ではあるものの、トップのフィリペとは10,000ポイント以上の差を付けられているので、タイトルレースには少し厳しいポジション。

フィリペとガブリエルが早期敗退となり、ジュリアンが優勝すれば少し扉が開けてくるので今イベントで注目のサーファーです。

五十嵐カノアはヒート9に出場。このヒートは会場移転前のヒートであり、つまりはコンディションが悪くなっていたので、本日のヒートでは最も波に乗れないヒートでした。

そんなタイミングの悪さも重なって2位となり、ラウンド2送りとなっています。ラウンド2でのカノアの対戦相手は、フランスがホームであるジョアン・ドゥル。

本日の結果と今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

10日は午前がフェイスで5~8フィートで午後が少しサイズダウン。風は午前が軽いオフショア、午後があまり強くはないサイドショアが吹く予報。

かなりコンディションが良さそうな見込みなので、メンズのラウンドを一気に進めてしまう可能性が高いです。

まとめ

日本とフランスの時差は7時間で日本が7時間進んでいます。

ライブ観戦の場合、現地時間の午前8時スタートならば日本時間は午後3時となります。

-----

公式サイト「Quiksilver Pro France

公式サイト「Roxy Pro France

2018年フランスCTイベントの関連記事