米国テキサス州オースティンにあるウェイブプール「Nランド・サーフ・パーク(NLand Surf Park)」。
ウェイブガーデン社の造波装置を使い、アメリカ初のモダンウェイブプールとして2016年10月にオープンした商業施設ですが・・・。
今回の記事は、WSL(ワールドサーフリーグ)がNランドを購入したというニュースが飛び込んできたので内容についてお届けします。
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WSLは公には声明を発表していないのですが、WSLと親密な関係にあるサーフラインが伝えたWSLの公式声明は以下の通り。
WSLはテキサス州オースティンのNランドの土地と資産を購入しました。さらなる情報に関しては、適宜お知らせしていきます。
また、「ATX REAL ESTATE NEWS」誌はNランドの位置するテキサス州トラヴィス郡へと12月28日付けで提出された所有権譲渡証書について報じています。
同証書の内容としては、デラウェア州で登録されたLLC(合同会社)の「Tumbleweed Opco」に所有権が譲渡され、同社はケリー・スレーター・ウェイブ・カンパニー(KSWC)関連とのこと。
さて、Nランドと言えばアメリカ初のモダンウェイブプールとして大々的にオープンしたものの、昨年2018年には同じテキサスにBSRサーフリゾートが誕生し、完全に話題はBSRへ奪われました。
Nランドが利用している造波装置はウェイブガーデン社のものですが、最新のザ・コーヴではないので、波のクオリティでBSRに劣ってしまったのが大きな問題だったと言えるでしょう。
そのNランドをWSLが購入という事で、考えられるシナリオはテキサスにサーフ・ランチ建設というのが妥当ではないでしょうか。
すでに商業ウェイブプールとして稼働していた場所なので、新たな建設地探しから建設許可取得と言った煩雑なプロセスをスキップできると思いますし。
サーフ・ランチはケリーのホームであるフロリダで2019年、日本で2020年の完成予定と報じられてきましたが、なかなか進展については情報がないのが現状。
もしかしたら、テキサスで先に何らかの進展が見られる可能性もあるので、随時お届けしていきます。