2020年東京五輪でデビューするサーフィンのため、本気でサーファー育成に取り組んでいる中国。
その中国でウェイブプールが建設され、実際の動画がYoutubeで公開され話題となっています。
今回の記事は、中国のウェイブプール動画や建設に関するニュースなどをお届けします。
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何の前触れもなく、突如として公開された中国のウェイブプール。驚かされたのはメカニズムです。
もともと中国ではオリンピックのトレーニング場としてウェイブプール建設が噂されていて、ケリー・スレーターのサーフ・ランチかウェイブガーデン社の造波装置を使うのかと思っていましたが、何とオリジナルのようです。
ただし、動画を見ると、プール中央にハイドロフォイルを走らせる形状は、まさにサーフ・ランチそのものといった感じが・・・。
建設地は海から500~600キロ離れた内陸部の河南省とのこと。
建設費用は複数の海外サーフメディアでは「400万ドルと噂されている」と報じられているものの、サーフラインだけは異なる見解を示しています。
サーフラインがインタビューした中国サーフィンチームで現在コーチを務める二コラ・ザネラのコメントは以下の通り。
動画公開まで何も知らなかったけど、建設がスタートしたのは2018年2月5日。総工費は2,600万ドル強で、中国政府が費用を負担したんだ。
さて、各国のサーフィンチームの動向を見ると、オーストラリアはサーフ・ランチ、アメリカはBSRサーフリゾートをトレーニンググランドとするほどウェイブプール活用の動きは広まっています。
それだけウェイブプールでのトレーニングは効果的であることの証明と言え、「ウェイブプールで数日練習すれば、海での練習の数か月分に匹敵する」との声もあるほど。
中国で建設されたウェイブプールに関して、波のサイズや発生周期などは明らかにされていないものの、大いなるアドバンテージになることは間違いないはずです。
果たして、オリンピック出場権を賭けた今年2019年のISAイベントなどで、中国チームがどのような結果を残すことになるのか注目です。