今週、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州レノックスヘッドで開催されたスカルキャンディプロジュニアイベント。
同イベントのクオーターファイナルのヒート4開催中、波打ち際では全裸で立ち尽くす男性の姿が。
その光景だけ見ると「何事があったのか!?」と不審に思われがちですが、実は子供を思う親の熱い思いがあったのです。
今回の記事は、サーフイベント中に全裸となったジャスティン・リーの親子ストーリーのニュースをお届けします。
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同イベントに出場していたジャスティンの息子、コナー・リー。コナーは順調にヒートを勝ち上がり、クオーターファイナルへと駒を進めていました。
そして臨んだクオーターファイナルのヒート4。一本目のライディングで、コナーはサーフボードを折ってしまうことに。
息子の様子を観戦していた父親のジャスティンは、居ても立っても居られなくなった結果、全裸でビーチに立ち尽くすことに繋がったとか。
当時の状況を振り返ったジャスティンのコメントは以下の通り。
当時の状況を説明すると、息子のコナーがクオーターファイナルでサーフボードを折ったんだ。コメンテーターによると、岸から400~500メートルほどアウトでね。
そこで「コナーに早く新しいサーフボードを渡さなきゃ」って思いで一杯になった。私はジーンズとジャケットを着ていて、ボードを渡した後、長距離スイムで戻ってくることを考えたら、着ている服は海水を吸って重くなるから邪魔になるって思ったんだ。
それで衣類を脱ぎ捨て、コナーのスペアボードでパドルアウトを始めた。でも、30メートルくらいパドルしたところで、コメンテーターから戻ってくるようにって注意されたんだ。
私がパドルアウトしてサーフボードを届けるのはルール違反とのことで。それで波打ち際でパドルインして来たコナーにボードを渡した後、誰かに洋服を持ってきてもらうまで待つことになったっていうのが事の顛末。
結局コナーは、ビーチに戻ったりして時間を使いすぎてクオーターで敗退になった。早期ラウンドでは調子が良かっただけに、運が悪かったね。
さて、コナーは思春期の17歳。今回の父親の行動に対して、日本人ならば恥ずかしくてたまらなくなるようなシチュエーションですが、スタブ誌のインタビューに対してこのように答えています。
あんな行動を取ってくれるのは、僕の父親以外にいないだろうね。とても僕をケアしてくれていて、ベストを尽くせるようにサポートしてくれているのが分かるよ。
本当に父親を尊敬しているし、特にあの日以降は感謝の気持ちで一杯さ。
父親のジャスティンもオーストラリアのプロアマイベントで優勝したりするほどのサーファーということで、サーフィンにより密な親子関係が形成されているのか、とても素敵なストーリーです。
ちなみに、7月のレノックスヘッドと言えばすでに冬であり、私がかつて6月にレノックスヘッドに入った時はフルスーツが必要な水温でした。
そんな水温の中、裸でパドルアウトするなんて…。息子を思うあまり突発的に体が反応したとは言え、誰にでもできる行動ではないですね。
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参照記事「Hero Dad Strips Naked And Paddles A Board Out To His Son, Mid-Heat!」