オーストラリア出身で2×ワールドチャンピオンのトム・キャロル「Tom Carroll」(58歳)。
ドラッグ依存症になった過去を乗り越えたりと、オーストラリアを代表するレジェンドサーファーとして知られていますね。
そんなトムが、世界的に流行しているウェイブガーデン社の造波装置「The Cove(ザ・コーヴ)」を体験するため、スペインのバスク地方にあるデモ施設を訪れたそうです。
今回の動画は、トム・キャロルがスペインを代表するトップサーファーのアリッツ・アランブルとザ・コーヴを体験した際の映像をお届けします。
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トムとウェイブプールの関係は、決して今回が初というものではありません。
遡ること1985年、米国ペンシルベニア州アレンタウンのウェイブプール「ドーニーパーク」にて、世界初となるウェイブプールコンテストが開催された際に優勝しているためです。
ただし、当時のウェイブプールと現在のウェイブプールは波のクオリティ(サイズやライディング距離など)が格段に違うため、現在のウェイブプールは「モダンウェイブプール」と区分されて表現されることがしばしば。
では、ザ・コーヴを目の前にしたトムは、モダンウェイブプールにどのような印象を受けたのか?
ザ・コーヴのエキスパート向けの波を見た時に脳裏に浮かんだのは、私がサーフィンを学んだホームブレイク。
あのホームブレイクの波を、圧倒的に良くしたクオリティだって感じたよ。パーフェクトバージョンって言っても良いんじゃないかな。
トムと一緒にセッションすることになったのは、元CT(チャンピオンシップツアー)サーファーであるアリッツ。
アリッツにとって、トムは幼い頃からのサーフヒーローだったとのこと。
サーフビデオでトムのライディングを見ながら育ってきたんだ。僕にとってトムは永遠のサーフスターで、今日、一緒にサーフィンできて本当に嬉しかったよ。
サーフィン界において、ウェイブプールの存在は同じ波で反復練習可能であることからトレーニンググランドとしてゲームチェンジャーと言われています。
では、どのようなインパクトをもたらすことになるのかトムの見解は?
将来的にどうなるかだって?皆目見当がつかないよ。相当クールなことは確かだけど。キッズは安全な環境で、波乗りっていう最高にクールなことを学べるんだから。
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参照記事「Surf Legend Tom Carroll talks about Wavegarden & the Future」