トリプルクラウン第2戦のワールドカップで準優勝となったCTサーファーのジークこと、イズキール・ラウ「Ezekiel Lau」(26歳)。
現CTランク28位のジークにとって、ワールドカップで優勝すれば来年度CTの座を確保できただけに、後一歩の結果だったと言えます。
なのですが、ワールドカップで優勝したロボこと、ジャック・ロビンソンがファイナルでインターフェアを犯していたとジークがSNSで公表。
今回の記事は、イズキール・ラウが発表したジャック・ロビンソンのインターフェア疑惑に関するニュースをお届けします。
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もしもロボが本当にインターフェアを犯していたならば、ワールドカップ優勝はジークとなり、QSからのCTリクリファイ決定となるので、ジークのSNS投稿は大きな意味を持ちます。
今回のケースのおおまかな流れとしては、ジークが波に乗ってバレルに入り、パドルバック中のロボがジークのライン上に入ってサーフボードを投げ、そのボードに接触したことでドギードアからバレルを抜けようとしたジークがワイプアウトといった感じです。
それでは、ジークがどのような主張をしているのかチェックして見ましょう。
「パドルアウト中のサーファーがライディング中のサーファーのライン上から逃げることが出来ずに接触した場合、故意であるのかどうかを判断した上で、インターフェアであるのか結論を下す」
上記ルールで言えば、白ジャージ(ロボ)のサーファーはラインから離れるべきだったし、動画を見ても離れるだけの時間は十分にあったのは分かるだろう。
にもかかわらず、彼が選んだラインは、オレがバレルをメイクする上で唯一のラインだった。
あのライディングは、ファイナルで一本目となるメジャースコアになるはずだったけど、彼が投げたサーフボードによってワイプアウトしたことで、スコアポテンシャルを妨害され、オレのボードが壊れることになり、プライオリティは彼に移ったんだ。
インターフェアしたサーファーが接触によって有利になり、さらにはインターフェアのコールもされないなんてあり得ないでしょ?
今回のようなケースについてもルールブックにはしっかりと記載されているんだから、問題視するべきだと思ってる。
問題のシーンは上記投稿内からもチェックできますが、念のため、下記にも動画を添付します。
故意なのか偶然なのか、どちらにも見えることから非常に難しい今回のケース。ただ、少なくともインターフェアのコールがなかったということは、ジャッジは偶然と判断したのでしょう。
ただ、納得いかないジークの気持ちも分かります。来年のワールドツアー残留がかかった大問題ですし。
すでにロボの優勝は発表されているので、さすがにWSLが今さらジャッジの判定を覆すことはないとは思いますが、インターフェアルールに一石を投じる事にはなるかもしれません。
ちなみに、過去にもジークはWSLの判定が納得いかなかったことがあり、ジャッジと話し合いした結果、ジークに科せられたコールが撤回という異例の事態がありました。
今回の場合は撤回は難しいものの、一つのルールをより明確にするきっかけになればと思います。