blank
Photo: WSL / Sloane

現地時間2022年5月28日(インドネシア)、ジャワ島東部に位置するGランド(グラジガン)を舞台にしたCT第6戦「Quiksilver/Roxy Pro G-Land」が開幕。

イベント初日となった本日は、メンズとウイメンズのラウンド1が開催されました。

今回の記事は、クイック/ロキシープロGランドのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。


スポンサーリンク


イベントレポート

ウイメンズ

ついにスタートとなったGランドでのCTイベントで、ウイメンズも開催ということでスペシャルな幕開けとなりました。

朝は潮が上げていたため、序盤のラウンドは目を疑いなくなるほどGランドらしくないコンディションで開催となりましたが、潮が引いていく内にコンディションは激変。

ヒート3のカリッサ・ムーアはしっかりとバレルをメイクし、本日のトータルハイエストスコア17.16とシングルハイエストスコア8.83をマークしています。

アンラッキーだったのはカリッサと同じヒートに入っていたガブリエラ・ブライアンで、トータルスコアは本日の3番手となる15.04をマークしたものの、圧倒的なカリッサを前にしてラウンド2送りとなりました。

カリッサに続いて調子が良かったのは本日の2番手となるトータルハイエストスコア15.17をマークしたタティアナ・ウェストン・ウェブ。

タティアナはフロントサイドのバレルになると滅法強くなるサーファーで、フランスのホセゴーでCTイベントが開催されていた時にレフトバレルがブレイクすると凄みを増していました。

ライトとレフトでサーファーの調子の違いを見ると、CTはライトとレフトの割合を完全に半々にした方が面白いし平等だなと感じてしまいます。

カリッサとタティアナ以外では、ステファニー・ギルモアとブリッサ・ヘネシーが1位通過でクオーターファイナル進出を決めました。

えっと思った方もいると思いますが、ミッドシーズンカット後のウイメンズは出場サーファーが12名のみなので、ラウンド1の1位通過はクオーターファイナル進出なのです。

本日の結果

今後のヒート表

メンズ

潮が引いてきたことでコンディションは向上したものの、水深が浅いシャローリーフで開催となったメンズ。

潮が引いた事で、バレルになりやすいことに加え、サイズアップしたように感じました。

ちなみに、本日のGランドの波のサイズはWSL公式とMSWともに同じで3~5フィート。

本日のトータルハイエストスコア15.16をマークしたのはイタロ・フェレイラ。

イタロの場合はGランドはフロントサイドになるので、バリエーション豊かなマニューバは見ていてワクワクさせられますね。

本日のシングルハイエストスコア9.33をマークしたのはグリフィン・コラピント。

バックサイドになるとバリエーションが限られてきますが、それでもクリティカルセクションを攻め続ければジャッジがハイスコアを付けざるを得ないと言った印象を受けます。

本日の大番狂わせとなったのは、現CTランクトップのフィリペ・トレドをイベントワイルドカードの和井田理央が破ったヒート。

和井田は先日シドニーで開催されたCSイベントで優勝したばかりなので、勢いに乗っているのは間違いないのですが、フィリペとナット・ヤングを破っての1位通過は大金星と言えます。

イタロ、グリフィン、和井田以外でラウンド1を1位通過となったのは、イーサン・ユーイング、ジャック・ロビンソン、ジョンジョン・フローレンス、ミゲル・プポ、ガブリエル・メディナ。

ガブリエルはツアー後半戦のスポイラーとして、ランキング上位陣の脅威になってくるというか、すでに脅威になりましたね。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

今後の波予報ですが、MSWによるとイベント期間で最もコンディションが良さそうなのは明日29日。

本日よりもサイズアップして正午には5~7フィートになる予報なので、明日が最も見応えのある日となる可能性が十分にあり得ます。

明日は開催の可能性が極めて高く、タイミング的に日曜日と仕事が休みの方が多いと思うのでチェックして見て下さい。

まとめ

日本とインドネシアのジャワ島との時差は2時間で、日本が2時間進んでいます。

現地時間の明日29日のファーストコールは午前6時45分で、日本時間は8時45分になります。

-----

公式サイト「Quiksilver/Roxy Pro G-Land