先日お届けしたカリフォルニア州ロサンゼルス郡マリブにて、サーフィン禁止にも関わらず海に入ったSUPサーファーが逮捕されたニュース。
このニュースを聞いた時、カリフォルニア州全域でビーチが閉鎖されサーフィンが禁止されていたのかと思いきや、郡によって対応が異なっていたようです。
そして北カリフォルニアのサンタクルズ郡ではサーフィン禁止解除の動きへ。
今回の記事は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために閉鎖されていたサンタクルズ郡のビーチや公園の制限解除というニュースをお届けします。
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マリブでSUPサーファーが逮捕されることになったのは4月2日のこと。
実はこの4月2日という日にちですが、ロサンゼルス郡から遠く離れた北に位置するサンタクルズ郡ではビーチが閉鎖されていなければ、サーフィンも禁止されていませんでした。
サンタクルズ郡のビーチや公園が閉鎖され、サーフィン禁止が発令されたのは4月9日(木曜)のことで、4月15日までの予定となっていました。
なぜ1週間だけだったのかと言うと、発令された週の週末は住民が外出したくなるイースターホリデーというタイミングであったためでしょう。
多くの住民は行政のガイドラインを守ったことから、予定通りとなる4月16日にビーチや公園の閉鎖およびサーフィン禁止を解除すると発表。
サンタクルズ郡のゲイル・ニューウェル保健衛生官による解除理由に関する声明は以下の通り。
サンタクルズ郡における新規感染は落ち着いてきていて、このデータにより非常に安心することができました。
ここ数週間において、コミュニティ全体が意欲的に社会的距離を遵守したり、外出禁止措置を守ってくれたおかげと言えます。
そのため、このコミュニティならばこれまで通りにガイドラインを守りながらビーチや公園を利用できると思い、開放することに決めました。
さて、新型コロナウイルスに関しては判明してないことがまだ多く、専門家の間でも色々な説があります。
例えば、最近話題になったサンディエゴの専門家によると、ウイルスの粒子が下水から海へと流れ着き、波がブレイクする衝撃でラインナップの空気中へと舞い上がるのでサーフィンは危険との見解がありました。
この見解にハワイの専門家が反論していましたが、結局のところ、どちらの意見も科学的根拠を持って立証することができないのが現状。
なんにせよ、精神的ストレスのたまる現状において、良い方向へと向かっているサンタクルズのニュースは励みになると言えるのではないでしょうか。
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参照記事「Santa Cruz County to reopen beaches, parks and lift ban on surfing」