2020年7月11日午前2時半頃、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州ウーライビーチにてシャークアタックが発生。
犠牲者となったのは15歳の高校生サーファーで、残念ながら命を落としたとのことです。
今回の記事は、ウーライビーチで発生したシャークアタックに関するニュースをお届けします。
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シャークアタックの発生した場所はコフスハーバーの北側、グラフトンの近くということでミッドノースコーストと呼ばれるエリアです。
NSW州北部は、2015年に日本人サーファーがシャークアタックの犠牲となって以来、サメの目撃談やシャークアタックの発生件数が高いホットスポットとなっています。
被害者はサーフィン中に足を噛まれ、周りにいたサーファーたちが協力して岸まで連れ戻したそうです。
岸では救急救命士によるCPRが行われたものの、残念ながら現場にて息を引き取ったと言います。
NSW州のライフセービング団体によると、ドローンを駆使したパトロール結果として、ここ最近のミッドノースコーストではサメの目撃が多発していたとのこと。
では、ローカルのライフセーバーによる注意喚起が無かったのかと言うと、ウーライビーチ自体が人里離れたエリアということもあり、現在はサーフパトロールシーズンの対象期間外だったようです。
対象期間となるのは9月から4月までということで、冬の間はパトロールが行われていないのが現実だと言います。
NSW州北部では、サーファーが死に至ったシャークアタックは今年で2件目となり、およそ1カ月前に発生したシャークアタックはキングスクリフでのこと。
ちなみに、キングスクリフはステファニー・ギルモアのホームで、スナッパーロックスまでは20キロ以下の近距離です。
NSW州北部でこれだけシャークアタックが発生するものの、程近いゴールドコーストであまり聞かないのは不思議な気もします。
ゴールドコーストには沖合にシャークネットが張られていて、サメが結構引っ掛かっていると言うので、シャークネットが功を奏しているのかもしれません。
ただ、シャークネットにクジラが絡まってしまう事故があったことから、シャークネットの撤去を求める運動が起こっていますが。
最後になりますが、他界したサーファーのご冥福をお祈りいたします。
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参照記事「Teen killed in shark attack at Wilsons Headland north of Coffs Harbour, Wooli Beach closed」