新型コロナに伴うロックダウンにより国境が閉鎖され、旅行者などが自国に帰れなくなったといったストーリーはよく聞きます。
日本国内では緊急事態宣言下でも国内線は飛んでいたので国内旅行し、叩かれている芸能人などがいました。
一方、インドネシアでは空港自体が閉鎖され、国内間の空の移動が不可能となったことから、メンタワイ諸島で長期滞在することになったサーファーが。
今回の記事は、メンタワイで3ケ月過ごしたバリ島在住のネイザン・モンシェによるストーリーをお届けします。
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フランスの血を引き、12歳でバリ島へ引っ越してきたネイザン。現在22歳のネイザンは、サーファーとして複数のスポンサーが付いているとか。
ネイザンがメンタワイへと飛ぶことになったきっかけは、空港スタッフの友達から空港が3月21日に閉鎖され、ロックダウンが始まるとの情報を得たため。
当初の予想としては「どうせ10日ほどで解除されるでしょ」といった考えだったので、ならばその期間にサーフトリップに出ようと考えることに。
そこでランスでリゾートをオープンしたばかりのサーファーを知っていたので、メンタワイトリップに出掛けたそうです。
ただし、10日間の予定でバリ島を飛び出したトリップは驚くことに3ケ月も続くことになったそうです…。
非常にレアな経験をしたネイザンですが、興味深いのは普段と異なりパーフェクトウェイブを貸切で楽しんだはずなのに心から楽しめなかったとか。
「貸切のラインナップで海に入って20分で10本のバレルをメイクして上がったんだ。パドルバックしてもラインナップに興奮をシェアできる仲間がいないと楽しめなくてね」とのこと。
サーフィンは良い波に多く乗りたいのはもちろんのことですが、波が良ければ良いほど、その喜びを共有したくなるのはとても理解できますね。
ただ、メンタワイで貸切だなんて贅沢すぎて、20分で海から上がろうと思うなんて経験者じゃないと口にできないセリフですね。
そんなセリフを言えるだけの体験をしてみたいと思ってるのは私だけではないことでしょう(笑)。
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参照記事「"I Got 10 Tubes in 20 Minutes. I Went In Because I Was Bored"」