西オーストラリアを代表するトップレベルのフリーサーファーのジェイ・デイヴィス「Jay Davies」(33歳)。
2015年にはホーム開催となるCTイベントのマーギーズプロにワイルドカード出場し、ガブリエル・メディナ、ミック・ファニング、ジェレミー・フローレスを破り5位に輝いたこともあります。
そんなジェイですが、現在はメインスポンサーであったRVCA(ルーカ)と契約解消になり厳しい現実に直面しています。
今回の動画は、ジェイ・デイヴィスによるシグネチャームービー「SPIRIT」をお届けします。
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現時点においてはメインスポンサーを失ったことからプロサーファーではないジェイ。
事実、現在は西オーストラリア首都のパースエリアでタグボート(小回りの利かない大型船を港まで引っ張っていく牽引船)の仕事をフルタイムでしています。
ジェイほどのサーファーがスポンサー契約解消に陥った原因は新型コロナウイルス蔓延による景況悪化が原因となっています。
現状に至る一カ月前にルーカとは2年の契約延長にサインしたそうですが、まずはコロナによって全ての支払いが滞り、しばらくすれば元に戻るだろうと考えていたものの、コロナにより契約自体が無効になったと告げられたとか。
通常の契約期間中における契約解消は、契約違反が原因となることが多いのですが、ジェイの場合は自然災害などといった不可抗力条項による契約責任の免除が適用されたそうです。
ただし、生きていれば月々の支払いなどがあり、現金が必要になるのでジェイがスタートしたのがタグボートの仕事。
実はジェイ、これまでプロサーファーとして生きてきたので人生経験として、以前にタグボートの研修を受けたことがあり、今回の仕事探しでタグボートを選んだとか。
職場仲間はこれまでプロサーファーであったジェイの状況を尊重してくれ、ストライクミッションなどで突発的に休暇を取ることも多めに見てもらっていると言います。
さて、今回の動画は主にルーカ用に使う予定で撮り貯めていた映像だったそうですが、使う当てがなくなったのでシグネチャームービーとしてリリースすることになったそうです。
この動画はジェイにとって「Sponsor Me」動画のようなものになると思うので、早く新たなメインスポンサーが見つかればと思います。
これだけの才能を埋没させるのはあまりにも勿体無いと思いますので。
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参照記事「Checking In with Jay Davies」