新型コロナウイルス蔓延に伴うロックダウンで、旅行中に国外に取り残され、帰国の手段を失った旅人は少なくありません。
今振り返ってみれば、サーファーとしては波の良いインドネシアなどに残された人は羨ましいと思いますが、実際に取り残された方の当時の心境は!?
今回の動画は、モルディブに取り残されたブラジリアンのサーファー/フィルマーのレオ・ネヴスが当時の心境を映像にしたのでお届けします。
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ロックダウン時には、北マーレのライトバレルで知られるサーフスポット「コークス」の位置するスルスドゥー島に滞在していたレオ。
レオは結果的にブラジルへと戻るフライト運航が再開するまでの3カ月間をスルスドゥー島で過ごすことになりました。
スルスドゥー島では2名の感染者が出て以来、数週間に渡りサーフィン禁止に加えて外出は一家に1人だけで買い物のみといったロックダウンが徹底されたと言います。
その間、首都マレでは毎日感染者が増え続け、食料供給の制限など首都以外のエリアにも影響が及んだとのこと。
また、今後の感染拡大、収集可能な情報不足、いつ終わるか分からないモルディブ滞在による金銭問題など、実際には不安だらけだったそうです。
苦しいシチュエーションではあったものの、数週間に及ぶ厳格なロックダウンが終わりを迎えると、ついにサーフィンが解禁。
我慢した甲斐があり、ビジターは訪れることができない時期だったのでコークスでの貸し切りサーフなど贅沢な時間を過ごしたとのこと。
その後、モルディブからブラジルへの中東経由の国際便が予約受付を再開し、6月の便は何度もキャンセルになったものの、7月になってようやく帰国できたとか。
さて、モルディブのロックダウンは島によってはサーフィンが禁止されたりされなかったりと対応が異なっていたようです。
コークスの島では感染者が出たということでサーフィン禁止と厳しいロックダウンになったのかもしれません。
感染者が出てない島であれば、ロックダウンをする意味もないですからね。
何はともあれ、先の見えない苦しい時期を乗り越えたからこそ、味わうことのできたガラガラのコークスでのサーフィン。レアな体験ですね。