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現在のビッグウェイブのギネス世界記録がマークされた舞台となっているポルトガルのビッグウェイブスポット「ナザレ」。

そのナザレにて、ギネス世界記録更新と思われるほどのビッグウェイブライディングが昨シーズン記録されることに。

そのサーファーは18歳のアントニオ・ロレアノ(António Laureano)。

今回の記事は、アントニオ・ロレアノの実際のライディング動画やギネス記録認定の流れなどといった内容をお届けします。


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メンズはロドリゴ・コシャの80フィート、ウイメンズはマヤ・ガベイラの68フィートが現在のギネス世界記録。

そして今回のアントニオが乗った波のサイズは101.4フィート(30.9メートル)という100フィート越えとも言われているので注目が集まります。

ちなみに、このライディングが記録されたのは昨年2020年10月29日。

過去最大級のビッグウェイブがブレイクしたと言われていた日で、あまりのビッグウェイブにギャラリーが集まりすぎて密が発生し、ナザレでのサーフィン禁止令が出るきっかけともなりました。

何はともあれ、まずはライディング映像をチェックして見て下さい。

先ほどアントニオの乗った波が101.4フィートと言いましたが、この記録はオフィシャルではありません。

ギネスの記録判定は各分野の専門組織と提携することで行い、サーフィンの場合のパートナーはワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)。

つまり、WSLが認定しなければオフィシャルではないのでギネス記録認定とはなりません。

では、誰が101.4フィートと発表したのか!?それは、過去数十年に渡り、サーフィンの波のサイズを研究しているリスボン大学人間動力学部(FMHUL)。

実は2011年にギャレット・マクナマラの記録がギネスに認定された時、当時のギネスはWSLと提携していなかったようで、FMHUL研究員の測定記録で認定を決めたとのことで信頼できるでしょう。

そのFMHULはギネスとWSLが提携後もナザレでの波の測定を独自に行っていて、現ギネス記録ホルダーのロドリゴのサイズ測定も行ったとか。

その点も踏まえ、アントニオの乗った波のサイズはナザレでこれまでに記録された波で最大サイズと言及。

その結果が上記のアントニオのSNS投稿で、ナザレ市長、FMHUL教授、アントニオが集まってのプレスカンファレンスが行われたそうです。

さて、今後はかなり時間がかかることが予想されますが、WSLによる測定結果待ちとなることでしょう。

アントニオの記録が大台の100フィート越えと認定されるのか否か楽しみにしたいところです。

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参照記事「António Laureano surfed a 101.4-foot wave in Nazaré