サーフィンをやっていれば必ず出会うであろう混雑したラインナップ。
ラインナップが混雑していれば、簡単に波をキャッチする事ができず、乗れる波の本数も少なくなります。
サーファーならば誰もがグッドウェイブに乗りたいので混雑するのは自然ですが、そんな状況であっても少しでも本数を稼げる方法があるとか。
今回の動画は、サーフコーチのケール・ブロックによる混雑したラインナップで誰の邪魔もしないでより多くの波に乗れる方法の解説映像をお届けします。
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混雑した海でも出来るだけ多くの波に乗る方法
まずは大前提として、今回の手法が当てはまるのは波のピークが定まっているリーフブレイクやポイントブレイクではなく、ビーチブレイクでのお話になります。
ケールが指南するチェックポイントは以下となります。
2. 左右のサーファーとの距離感をチェック
3. ライトに行くかレフトに行くかコミュニケーション
4. ショルダー寄りにいてライディング中のサーファーがワイプアウトするかチェック
1に関しては、ビギナーなどであれば波に乗ろうとパドルをしていても乗れないケースが多々あるので、チャンスを逃さない意味でも把握しておいた方が断然有利になります。
海外では100%乗れないようなポジションからパドルして案の定乗れず、「fu@k」とか叫んだりする人もいますね…。
ただし、近くにいるビギナーが真っすぐにしか走らないので前乗りしていいかと言ったら別問題なので、相手がビギナーであってもエチケットは守るようにしましょう。
2については、例えば岸側から見てあなたの右隣に上手いサーファーがいたとして、ライトがブレイクしやすい地形であれば、波が入っても上手いサーファーが優先権を持つことになるのであなたは波に乗れません。
そのように地形にも考慮し、近くのサーファーに優先権を取られるほど近くにいないようにするなど考えた上でのポジションニングの話となります。
3はビーチブレイクであればAフレーム(三角波)となり、ライトとレフトの両方に行けるケースもあるので、他のサーファーとコミュニケーションを取れば波を無駄にせず、本数を稼げると言う意味です。
4についても良くある話で、ここでは1のポイントも頭に入れておくとより波に乗れるチャンスが増します。
ただし、エチケットとしてワイプアウトが確認できるまでパドルはしないこと。
波数を稼ぐ以外のサーフエチケット
2. 誰もが過ちを犯す恐れはあり、何かあっても激怒するのではなく口頭で説明すれば波を譲ってもらえる場合も
1はビギナーにありがちですが、パドルバック時に誰かが波に乗っていて、その波を乗り越えるためにショルダー寄りに逃げてサーファーのラインを邪魔すること。
波に乗っているサーファーはもちろんブレイクしていないフェイスへと走っていき、パドルバック中のビギナーはホワイトウォーターに向かうと巻かれるのが嫌でショルダーに逃げるために発生します。
相手の邪魔をしないタイミングであればショルダーに逃げても良いのですが、どう考えても邪魔になるのならば巻かれることは覚悟でショルダーとは逆側に行かなければ、接触の恐れもあり危険な状況となります。
2に関しては、明らかに意図的に前乗りを複数回もされたりといった状況ならば激怒するのも分かりますが、故意でなければ平常心で説明した方が良いです。
単純に相手もエチケットを分からずにミスを犯している場合もありますし。
人間同士、言葉を交わせば分かり合える可能性は高いですし、近くに激怒しているサーファーがいたら他のサーファーも気分を害しますし。
そして相手も理解すれば、次に入ってくるセットを譲ってもらえる可能性もあるとか。
楽しもうと思って海へサーフィンしに行くのですから、笑顔でサーフできるのが一番ではないでしょうか。