現地時間2021年10月9日(ポルトガル)、エリセイラで開催されていたCS(チャレンジャーシリーズ)第2戦「MEO Vissla Pro Ericeira」が終了。
メンズはイズキール”ジーク”ラウ、ウイメンズはルアナ・シルヴァと男女共にハワイアンサーファーによる優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、イベントレポート、イベント最終日のハイライト動画、最新CSランキングなどといったニュースをお届けします。
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イベントレポート
メンズ
ジークとファイナルで対戦する事になったのはオーストラリアのジャクソン・ベイカー。
名前に聞き覚えのある方もいると思いますが、今季CTイベントとして開催されたニューカッスルカップにローカルワイルドカードとして出場したサーファーです。
同イベントでは、ラウンド1でジャック・ロビンソンを破っているのでそれで自信が付いたのか、過去のQSランク自己最高位は79位ながらも、CSイベント準優勝という快挙を達成しました。
優勝のジークと言えば、ここ最近ではABCのサーファーリアリティ番組「The Ultimate Surfer」で優勝し、2022年シーズンのCTで3イベントにワイルドカード出場できる権利を勝ち得ています。
なのですが、今回の優勝があればおそらく自力で2022年シーズンのCTスポットを獲得することになることでしょう。
優勝を果たしたジークのコメントは以下となります。
数年前にワールドツアー残留を逃して以来、ツアー返り咲きを目指してかなりハードなトレーニングをこなしてきたから、今回の優勝は格別だね。
良いイベントになるだろうなって予感がしてたから、しっかりフォーカスして臨めたのも良かったんだと思う。
これまでの長期に渡るハードなトレーニングは全て今回のような結果を求めてのことだったから、ストークしてるし、これまでサポートしてくれたみんなには感謝の気持ちを伝えたいよ。
ウイメンズ
ウイメンズのファイナルでルアナと対戦したのは、USオープンに引き続きCSイベント2戦連続でファイナリストになったガブリエラ・ブライアン。
ということで、ウイメンズのファイナリストは揃ってハワイアンサーファーというマッチアップとなりました。
そんなファイナルはハイスコア勝負となり、2人のベスト2スコアは全てエクセレントレンジという結果となり、シングルハイエストとなった9.80をマークしたルアナが競り勝つ結果となっています。
優勝したルアナのコメントは以下となります。
なんて言ったらいいのか言葉が見つからないけど、とてもハッピーだわ。
ガブリエラとのファイナルがタフな展開になることは分かっていたから、じっくりと良い波を待った末にチャンスを掴めたの。
自分自身のサーフィンをなんとか見せることができたからストークしてるわ。
最終日ハイライト動画
最新CSランキング
CSイベント初戦終了時の記事にて、CSポイントはベスト2のトータルポイントと記しましたが誤っていました。申し訳ありません。
過去のプレスリリースには記されてなかったと思うのでルールブックをチェックして見ると、今季に関してはベスト3ポイントの合計とのことです。
メンズ
残り2イベントのみとなったCSなので、比較的クオリファイのボーダーラインが予測しやすくなってきたと言えます。
個人的な感覚として、優勝10,000ポイントもしくは準優勝8,000ポイント獲得以外の場合、少なくとも5,000ポイント以上を2本揃える必要があるのかなと感じます。
ウイメンズ
CSイベント初戦終了後にも、すでにガブリエラ・ブライアンのクオリファイは決定ではないかなと触れましたが、今イベント結果で確実のものにしたと言って過言ではないでしょう。
おそらく今季のCSチャンピオンになると思うほどのトータルポイントになっていますしね。
話は変わり、ウイメンズのCTクオリファイは、例年であればツアー返り咲きが大半でツアールーキーは1人いるかいないか程度でした。
なのですが、現時点のトップ6にはブリッサとポーリンの2名以外は全員がCT未経験ということで、このままいけば大きくCTサーファーの顔ぶれが変わることになります。
とは言うものの、7位のメイシー・キャラハンや9位のココ・ホーが追い上げてくると思うので、今後のCSランキングレースからも目が離せません。
まとめ
次なるCSイベントはフランス開催となる第3戦で、メンズは「Quiksilver Pro France」、ウイメンズは「ROXY Pro France」。
ウェイティングピリオドの設定は10月16~24日となっています。
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公式サイト「WSL」