コロナ禍という状況において最も厳格な移動制限を課せられていたオーストラリア人のプロサーファーたち。
国内移動であっても、いつ州境が閉鎖されてもおかしくない状況続きであったので、ホームを離れること自体がリスキーな選択となったためです。
そんな状況だったので、明らかにオージーサーファーの動画リリースは減ったのですが、若手プロによるサーフムービーが公開されました。
今回の動画は、ゴールドコーストをホームとするリアム・オブライエンとトビー・モソップによるフリーサーフィ映像をお届けします。
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ビラボンライダーのリアム、ヴィスラライダーのモソップと言うホームが同じで仲が良いことから、コロナ禍にスタートした今回のプロジェクト。
移動制限が厳しかったことから主な撮影地はホームであるゴールドコーストとなり、それでも多少は国内でのストライクミッションも行ったそうです。
オーストラリア以外では、リアムがCSイベント出場のためにアメリカ大陸へ飛んだ際のアメリカとメキシコでのフリーサーフィン動画も収録されています。
動画で注目の存在は、今季CTでワイルドカード出場したロットネストサーチで3位となり、現在はCSランク5位となりCT入りが見えているリアム。
CSについては残すところ2戦のみとなっていて、CS第2戦終了時の記事で記した通り、CT入りのボーダーラインとなるのは5,000ポイント以上の結果を2つ残せるかどうかでしょう。
リアムはすでに5,000ポイントを2つ叩き出していて、おそらくCT入りする可能性は高いと思います。
と言うのも、CSランクの現トップ10において、今季CTから来季クオリファイを決めたグリフィン、レオ、カノアの3名がいて、この3名はCSランクにいないに等しい存在となり間口が広がるためです(CSでトップ10入りしてもダブルクオリファイとなるため)。
具体的にCSイベントで5位になれば5,000ポイント獲得なので、1つのCSイベントで5,000ポイント以上獲得となるのは8名。
という事は、CSは残り2戦なので、重複がなければ16名が5,000ポイント以上を獲得することになります。
ただし、ハワイでのCSイベントはすでにクオリファイを決めたCTサーファーが多々参戦し上位に食い込んでくると見られるので、今後5,000ポイント以上を獲得するCSサーファーの数は16名よりも少なくなることでしょう。
上記諸々の条件を考慮に入れると、リアムはCT入りする可能性は高いと思いますが、ボーダーラインにいるとも言えます。
残り2戦のCSで、9位くらいに入って3,500ポイント程度を獲得すれば手堅いので、リアムの今後の展開から目が離せません。