現地時間2021年12月18日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインにて開催されていたQS1,000イベント「HIC Pipe Pro」が終了。
パイプラインとバックドアの両方のバレルがしっかりと口を開く素晴らしいコンディションで開催された同イベントを制したのは、2×ワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンスとなりました。
今回の記事は、HICパイププロのイベントレポートやハイライト動画などといったニュースをお届けします。
スポンサーリンク
今シーズンも怪我に苦しめられたジョンジョンにとって、WSLイベント復帰戦となったのは今月12月に開催されたCS最終戦のハレイワチャレンジャー。
CSイベントという事で数々のCTサーファーが出場するハイレベルなイベントでしたが、見事に復帰戦にして優勝を果たし、完全復活したことをアピールすることになりました。
そして今回開催されたHICパイププロですが、QSイベントなのでジョンジョンにとって出場義務はなかったものの、インタビューにて「CT初戦の練習」という位置付けで出場していたそうです。
同イベントはリージョナルQSイベントということで、感覚的には従来のパイプマスターズのトライアルイベントといった感じで多くのローカルパイプチャージャーが出場。
そのファイナルに勝ち上がったサーファーは、ジョンジョンに加え、バロン・マミヤ、アイヴァン・フローレンス、カイネヘ・ハント。
興味深いことに、ジョンジョンとアイヴァンのフローレンス兄弟はクオーターファイナルからずっと同じヒートで、ワンツーフィニッシュで勝ち上がっていました。
また、アイヴァンはクオーターファイナルでパーフェクト10マークというインパクトを残しています。
ファイナルの結果は以下となります。
今季CT初戦でのパイプマスターズ優勝に続き、パイプイベントで2戦連続優勝、そしてWSL復帰戦での2戦連続優勝と強烈なインパクトを残したジョンジョン。
以前にジョンジョンはパイプでのベストサーファーの一人としてジェイミー・オブライエンを挙げていて、その理由はバレル内でのスピードコントロールが完璧だからと口にしていました。
おそらくジョンジョン本人も完璧なスピードコントロールを手に入れたからこその連続優勝なのでしょう。
ただ、今イベントは全てのヒートが4人ヒートなので、プライオリティという要素も加わるので、運と言う点においてもジョンジョンに微笑んだと言えます。
完全復帰したジョンジョンが来シーズンのワールドツアーにおいて、ブラジリアンストームを抑えて3度目のワールドタイトル獲得に至るのか楽しみですね。
*イベント最終日のジョンジョン・フローレンスのハイライト動画
*イベント最終日ハイライト動画
-----
公式サイト「HIC Pipe Pro」