
サーフボードのテールシェイプの中でもよく見かけるスカッシュテールとラウンドテール。
サーファーによっての好みの違いはあるものの、根本的にスカッシュとラウンドではライディングをする上でどのような違いがあるのか!?
意外と知っているようで知らない方もいるかもしれませんね。
今回の動画は、CI(チャネルアイランズ)ヘッドシェイパーのブリット・メリックが説明するスカッシュとラウンドの違うを解説する映像をお届けします。
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今年のツアールーキーとなるウイメンズのヴァヒネ・フィエロが、CIプロで全く同じディメンションながらテール形状だけスカッシュとラウンドのタイプを所有していることから解説することになったとか。
スカッシュとラウンドの大きな違いは見た目にも分かる通り、表面積においてスカッシュの方が広く、ラウンドの方が絞れて狭くなります。
という事は、表面積がある方が波のパワーを受けるので、パワーレスな波で最大限に波のパワーを生かす時などに有効。
ただし、ラウンドよりもテールが浮きやすくなるので、リリースが強くなってしまう弱点があるとか。
一方のラウンドは逆に、波のパワーが十分にあるコンディションなどにマッチするとのこと。
また、スカッシュよりも浮力が弱いという事は水面に密着しやすくなり、という事はスカッシュと違いターン時に抜けにくいのでコントロール性能が高くなるそうです。
ちなみに、CTサーファーの大半はラウンドテールを愛用しています。
その理由としては、CTサーファーはレベルが高いので、テール形状に頼らなくてもスピードが出せるためだそうです。
さて、個人的な意見としてはインドネシアなどで水量やパワーがある波だと、スカッシュだとテールをプッシュされ過ぎてテイクオフで飛ばされる事が過去に多々ありました。
そこでラウンドに変えるとテイクオフで降ることはなくなったので、サーフボードのシェイプによる違いを最も感じたのがテール形状でした。