2022年CS(チャレンジャーシリーズ)第4戦として終了したばかりのUSオープン(正式名:VANS US Open of Surfing)。
南カリフォルニアのハンティントンビーチで開催となる同イベントにおいて必須となるのが、地名を付けられたマニューバである「Huntington Hop(ハンティントンホップ)」。
今回の動画は、USオープンをテーマにスタブ誌が公開したハンティントンホップをフィーチャーした映像をお届けします。
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一般的に海では、岸に向かうほど水深は浅くなっていくので、波は沖から岸へとブレイクしていきます。
なのですが、ハンティントンビーチは沖でブレイクした波が一旦うねりに戻り、再びインサイドでブレイクします。
おそらくミドルセクションで水深が再び深くなる事でブレイクしなくなるので、そのミドルセクションをどのように繋ぐのかがポイントとなり、厚いセクションを繋ぐ行為がハンティントンホップと呼ばれています。
このハンティントンホップは、シンプルにスケーティングやパンピングなどとも呼ばれます。
メカニズムとしては、スケートのオーリーのように後ろ足に体重を乗せてサーフボードをジャンプさせることで波のフェイスに接する面が少なくなり、抵抗が減ってスピードが増すと言うわけです。
ただ、ファンクショナルなマニューバではあるものの、見た目的に必死感が前面に出てしまうので、プロであっても好んでやるマニューバではないようです。
インサイドへと繋いでエクストラポイントを稼ぐための「サバイバルホッピング」なんて表現をしているサーファーもいますし。
ということで、コンテストとは関係ない一般サーファーであれば、わざわざやる必要もないマニューバと言う事になります。
なのですが、波が厚くなってくるとエクストラポイントなんて関係ないのに、自然とパンピングしてしまいますが…。