サーフィンの聖地とも呼ばれるハワイ。
そんなハワイの中でも、スペシャルなサーフスポットとして君臨しているのが、北半球のウインターシーズンになると本領を発揮するオアフ島ノースショアのパイプライン。
美しいまでのバレルを形成するブレイクでありながら、命を落としているサーファーがいるほど危険なサーフスポットでもあります。
そんなパイプラインを舞台にしたサーフイベントが「パイプマスターズ」。
今回の記事は、今年2022年にパイプマスターズが新たに生まれ変わるニュースについてお届けします。
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2019年シーズンまでは長きに渡り、CT(チャンピオンシップツアー)イベント最終戦として開催されていたパイプマスターズ。
パイプマスターズというイベント名は、「Pipe Masters」とマスターに「s」が付いている事から複数のパイプマスターたちが参加するイベントで、優勝者は「s」が抜けてパイプマスターとなります。
そんなパイプマスターズに変化がもたらされたのは昨年2021年の事で、WSL(ワールドサーフリーグ)がCTのフォーマットを変革したことで、CTイベント初戦となりました。
パイプマスターズはあくまでも1つのイベントですが、ハレイワでのハワイアンプロ、サンセットでのワールドカップと3つのイベントを合わせてトリプルクラウンの1イベントでもありました。
しかし、フォーマット変革に伴いトリプルクラウンとしての開催は難しくなり、さらにはコロナ禍というタイミングも重なりトリプルクラウンはデジタルイベントへと移行。
そして今季からパイプラインでのCTイベントは「Billabong Pro Pipeline」と名称が「パイプマスターズ」から変更。
名称変更の理由は、トリプルクラウンはWSLとVans(ヴァンズ)が行っていて、ヴァンズが「パイプマスターズ」という商標権を持っていたためです。
さて、そんなパイプマスターズですが、実際のコンテストではなくデジタル版になってから、「Wave of the Winter」と内容的にも被ってしまい盛り上がりに欠けていました。
そんな現状を打開するためか、ヴァンズが今季のパイプマスターズについて触れた動画を公開。
全貌は明らかになっていないものの、イベント期間はCTイベント最終戦だった時と同じく12月8~20日。
男女60名の招待サーファーによってコンテストは開催されるそうです。
果たして、どのようなイベントとなるのか早くも楽しみになってしまうので、詳細を期待したいところです。