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大きくフォーマットが変わる今年2022年のパイプマスターズ。

その一つがCTイベント時代にも言われていたエアリアルに対するジャッジ基準で、そろそろ変わると言われ続けたものの変わりませんでした。

ですが、パイプマスターズがCTイベントではなくなったことが功を奏したのか、エアリアルも一つの構成要素に取り組まれ、エアリアルサーファーも招待されることに。

今回の動画は、2022年パイプマスターズに招待されたエアリアルサーファーのマット・メオラ「Matt Meola」(33歳)をフィーチャーしたプロファイル映像をお届けします。


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パイプマスターズに招待されているものの、マウイ島出身のハワイアンでありながらパイプラインではサーフしないと言うマット。

パイプが激込みなのは有名な話で、となるとあまり波数に乗れず楽しめないためだそうです。

ホームのマウイ島ではホノルアベイが有名なブレイクですが、マットの盟友であるアルビー・レイヤーも「ホノルアは混んでるからほとんど入らない」と口にしていたので、混雑を避ける傾向にあるのでしょう。

となると、いくらパイプイベントでのエアリアルの要素を強めるためと言っても、容易ではないパイプでのイベントに招待するのは微妙のように思われるかもしれません。

ですが、マットは以前にはホームであるマウイ島のジョーズにパドルインチャージしていたので問題ないでしょう。

今ではジョーズチャージは止めていて、自身のキャリアを考えると怪我のリスクが割に合わないと話していました。

最後に、マウイ島では「Crap(クソ波)」でサーフしながら育ってきたと答えるマット。

クソ波と言うのは文字通りの意味ではなく、島育ちと言うことで風が強いという特徴があり、その風を生かしてエアリアルしていたため。

確かカイ・ネヴィル監督作「Modern Collective」がリリースされた頃、出演者たちが「エアリアルサーファーにとってのオンショアは新しいオフショア」というセリフがセンセーショナルになった時がありました。

エアウインドは概ねサイドオンショアであるためで、一般的にベストな風向きはフェイスがクリーンコンディションになるオフショアなので、強いサイドオンが吹いていれば見た目はクソ波になるためです。

パイプマスターズに新たな風を吹き込むであろうマットの参戦は非常に楽しみではないでしょうか。