Photo: Tony Heff/World Surf League

現地時間2023年2月19日(ハワイ)、ハワイのオアフ島サンセットビーチを会場としたCT(チャンピオンシップツアー)第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」が終了。

ウイメンズはモリー・ピクラム、メンズはフィリペ・トレドの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、ハーレープロサンセットのイベントレポート、動画、最新CTランキングといったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

ウイメンズ

公式情報によると6~8フィートで開催となった本日のイベント最終日。

男女ともにクオーターファイナルからスタートし、ウイメンズでファイナリストになったのはモリー・ピクラムとキャロリン・マークス。

モリーは、ディフェンディングチャンプのブリッサ・ヘネシーとワールドチャンプのタイラー・ライトを破ってのファイナル進出。

昨年ツアーデビューしたモリーにとっては、自身初となるファイナル進出でした。

一方のキャロリンは、大型ルーキーのケイトリン・シマーズと昨年のルーキーオブザイヤー獲得のガブリエラ・ブライアンを下しての結果。

男女合わせて今年のファイナリストでは、キャロリンが唯一のグーフィーフッターでした。

ファイナルでは序盤からアクティブに波を狙うモリーに対し、じっくりと待ちに徹したキャロリン。

ヒート中盤、モリーはミディアムレンジを2本揃えた一方、満を持して波をキャッチしたキャロリンは7.50をマーク。

その時点でキャロリンのバックアップスコアは0.30だったので、心理的にもキャロリンが有利な展開となることに。

その後のモリーは徐々にスコアを伸ばすものの、いつ逆転されてもおかしくないスコア差。

だったのですが、キャロリンがバックアップスコアを2.40に伸ばしただけでタイムアップとなり、モリーが優勝を決めました。

今回の優勝により、モリーはカリッサ・ムーアと同率ながらCTランクトップになりました。

モリーの優勝インタビューは以下の通り。

ただジャージの色が黄色になるだけなんだけど、トップに立ててストークしてるわ。

ずっと望んでいた場所だし、私ならできるって信じていたから。

まぁ、ジャージの色が変わるってだけで、最終的なゲームはトレッスルズなんだけど。

このイベントはチャレンジングだっただけに、優勝できてストークしてる。

傍からどう見られようとも、決して自信を失わずに自分自身をずっと信じることができた結果だと思ってるの。

いくつもの挫折を味わいながらもコツコツと前に進んできたからこそ、今回のような瞬間が本当に価値のあるものになるわ。

ヒート表

メンズ

メンズのファイナリストは昨年自身初のワールドチャンプに輝いたフィリペ・トレドとグリフィン・コラピント。

ちなみに、フィリペはブラジリアンですが何年も前にサーフ業界の中心地と言われるサンクレメンテに移住しているので、グリフィンと同じホームです。

ファイナルまでの道のりは、フィリペはカイオ・イベリにジョアン・チアンカと同じブラジリアンたちを破っての結果。

一方のグリフィンは、レールゲームには定評があるイーサン・ユーイングとジャック・ロビンソンを破る大躍進でファイナル進出。

個人的に、勢い的にはグリフィン有利と感じるほどでした。

ファイナルのオープニングウェイブとなったのはフィリペのライディングでしたが、その真後ろのセットにはグリフィンが乗るバチバチのスタート。

フィリペが7.83をマークし、グリフィンはいきなり9.17を叩き出す好発進でした。

その後はほぼ波に乗らない時間が続いて気付けばヒート残り10分を切ったところで動き始め、フィリペが3本目に乗ったと思えばグリフィンが2本目に乗ったのはヒート残り6分でのこと。

この時のグリフィンが6ポイント台をマークしたので、グリフィンの優勝がほぼ確定と思ったのですがフィリペのメンタルが強かった。

フィリペはヒート残り5分台でまずは8.27をマークして、スコアを伸ばして逆転に成功。

そして残り2分台にグリフィンがセットに乗り、今度は真後ろのセットにフィリペが乗るラストのバチバチな展開。

まず先にコールされたスコアはグリフィンで、そのスコアでトータルスコアはタイになり、シングルハイエストで勝っていたグリフィンが逆転。

続いてコールされたフィリペのラストスコアは9.47で、見事なまでの逆転劇を演じてCTイベント通算13勝目を挙げることになりました。

フィリペは今回の優勝を受けて、CTランキングが3ランクアップの2位となりました。

フィリペの優勝インタビューは以下の通り。

去年は楽しかったし、待ち望んでいたタイトルを獲得できたし、多くの学びもあった。

ファイナルで最後の波に乗る時みたいなシチュエーションになっても、しっかりと準備を重ねてきたから万全の状態なんだ。

9.17を持ってたグリフィンは緊張しているように見えたけど僕は落ち着いてたよ。

で、ラストで待っていた波が入ってきたから、自分がやるべき仕事をこなしただけ。

ヒート表

ハイライト動画

最新CTランキング

ウイメンズ

メンズ

まとめ

今イベントをもってハワイアンレグを終え、次なるCTイベント第3戦はヨーロッパのポルトガルを舞台とする「MEO Rip Curl Pro Portugal」。

ウェイティングピリオドの設定は2023年3月8~16日の設定となっています。

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公式サイト「Hurley Pro Sunset Beach

2023年ハーレープロサンセットの過去記事

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