現地時間2023年3月13日(ポルトガル)、ペニシェのスーパーチューボスをメイン会場としたCT(チャンピオンシップツアー)第3戦「MEO Rip Curl Pro Portugal」が開催。
イベント3日目となった本日は、ウイメンズのラウンド3とメンズのラウンド3で残っていた2ヒートを終了しました。
今回の記事は、リップカールポルトガルのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。
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イベントレポート
ウイメンズ
公式波予報サイトのサーフラインさえも開催確率が低いと言っていた本日だったので、メッシーなコンディションながらも開催に踏み切ったのは意外でした。
それだけ今後に持ち越してもコンディションに期待が出来ないことの現れでしょう。
厳しいコンディションと言う事で番狂わせが発生しやすくなり、最大の波乱と言えたのは5×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアがワイルドカード出場のヨランダ・ホプキンスに敗れたヒート5。
波運にも大きく左右されるコンディションの中、リズムに乗れないカリッサは途中でボード交換したりと歯車が合わないまま敗退したといった印象を受けました。
大金星を挙げたヨランダの勝利者インタビューは以下の通り。
凄いストークしてるわ。
だって、カリッサに憧れているし、サーファーとしてのロールモデルなんだから。
みんなが苦しむほどのハードコンディションで自分のサーフィンを見せることができて良かった。
私が狙っていたのはクローズアウトセクションでの単発のビッグターンで、それがジャッジに受けるって分かっていたから。
ビッグに攻めなきゃホームに帰るだけだし。
本日はカリッサが早期敗退となった一方、同率でのCTランクトップタイであったモリー・ピクラムは勝ち上がったので、次戦はモリーのみがイエロージャージ着用となります。
本日のシングルハイエストスコア7.83とトータルハイエストスコア15.16をマークしたのは、ツアールーキーのケイトリン・シマーズ。
ケイトリンが対戦したのはキャロリン・マークスで、2人はサンセットで対戦してキャロリンが勝利していたので、ケイトリンは借りを返した格好となりました。
ケイトリンの勝利者インタビューは以下の通り。
今日の波はオーシャンサイドでいつもサーフしているような波だった。
決して良い波じゃないけど、私にとっては慣れ親しんだタイプ。
ヒートではキャロリンに波を譲ってからリズムに乗られたから、かなり落ち込んだわ。
その後、キャロリンはさらにクリーンな波をキャッチしたから、本当に自己嫌悪に陥ったの。
そんな状況から勝利に至ったんだから、あきらめちゃダメって再認識したわ。
ようやくキャロリンに勝つことができてストークしてる。
ちなみに、下記に貼り付けたハイライト動画で、ケイトリンは以下のコメントも残してます。
「クオーターに向けて自信は?」と問われ「分からないわ。スーパーチューブになれば良いんだけど」と返答。
スーパーチューボスというサーフスポットにして、本日のようなコンディションでイベントがオンになった事への皮肉のように感じてしまいました。
ヒート結果
メンズ
ウイメンズラウンド終了後に開催となったのは、昨日終了できなかったメンズのラウンド3の残り2ヒートのみ。
こちらは順当と言える結果として、ガブリエル・メディナとグリフィン・コラピントが勝ち上がる結果となりました。
ヒート結果
ハイライト動画
波予報
今後の予報としては、残り期間においてサイズとコンディションの面でベストになるのは14日ということで連日開催となるでしょう。
14日は午前がフェイスで8~10フィート、午後が6~8フィートと一日を通してサイズダウン。
14日に次いで良いと言われる15日はさらにサイズダウンが進み、午前は5~8フィートとなります。
この予報を見ていると、メンズだけ14日に終わらせてしまうシナリオもありえるかなと予想しています。
まとめ
日本とポルトガルの時差は9時間で、日本の方が9時間進んでいます。
ネクストコールとなる現地時間の3月14日午前6時50分は、日本時間の3月14日午後3時50分となります。
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公式サイト「MEO Rip Curl Pro Portugal」