Photo: Matt Dunbar/World Surf League

現地時間2023年8月15日(タヒチ)、レフトスラブ(slab:底ボレするバレル)のチョープーを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第10戦でありレギュラーシーズン最終戦の「SHISEIDO Tahiti Pro」が開催。

イベント2日目となった本日は、1日フルに使いメンズのラウンド2~3を終了させてクオーターファイナリストが出揃いました。

今回の記事は、タヒチプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

予報通りのワイルドコンディションではあったものの、朝からスタートになった本日。

特に風の影響が強かった午前はなかなか厳しいコンディションと言う事で、トータルスコアが2桁に満たないサーファーも多数いたほど。

そのため番狂わせも発生し、ラウンド2では現CTランク4位のジョアン・チアンカが痛恨の早期敗退。

明日の結果次第では、ジョアンはWSLファイナル出場権となるトップ5入り、そして2024年パリ五輪の出場権と2つを逃す恐れがあります。

具体的なシナリオとしては、トップ5入りを逃すケースはヤゴ・ドラが準優勝、ガブリエル・メディナが優勝と2人が条件を達成した場合。

オリンピック出場権は、ヤゴが準優勝以上、ガブリエルが優勝とこちらは2人の内どちらかが条件を達成した場合。

果たして今季好調だったジョアンにどのような未来が待ち受けているのか、ジョアンにとっては心臓がバクバクでしょう。

ラウンド3に進むと、今度はCTランクトップのフィリペ・トレド、CTランク3位のグリフィン・コラピントが敗退の波乱が。

フィリペはミヒマナ・ブレイ、グリフィンはカウリ・ヴァアストとローカルワイルドカードが引き起こした番狂わせでした。

一般的なサーフスポットであれば、いくらローカルナーレッジがあろうがCTサーファーが圧倒するケースが多いですが、チョープーは特殊なスラブと言うことでローカルの強さが顕著です。

特に本日のようにトリッキーなコンディションになればなるほど、ローカルに有利に働くと言えますね。

本日のシングルハイエストスコア9.57、トータルハイエストスコア17.64をマークしたのはジョンジョン・フローレンス。

ジョンジョンの勝利者インタビューは以下の通り。

最高の気分だよ。

ヒート中はダブルアップする良い感じのクリーンウェイブに乗れなくて、ちょっとフラストレーションが溜まってた。

良くない波にばかり手を出してたけど、そのおかげであの波を引き寄せたのかも。

最後にあの波に乗ることができて本当にストークしてるよ。

レギュラーシーズンも明日のイベント最終日をもって終わると言うことで、本日は色々と決定事項がありました。

まずはグリフィンがCTランク2位としてWSLファイナルに出場する事が決定。

怪我により戦線離脱したイーサン・ユーイングを逆転した結果となりました。

ちなみに、イーサンはCTランク3位でのフィニッシュですが、WSLファイナル出場はおそらく厳しいでしょう。

また、本日の結果により五十嵐カノア、ジョーディ・スミス、ジャック・ロビンソン、マシュー・マギリヴレーがCTランクからパリ五輪の出場権を獲得。

カノアの場合は2023年ISAイベントでもメンズのアジアトップで出場権を得ていたので、同イベントで取得したオリンピック出場権は破棄となり、アジア人で2位だった稲葉玲王が繰り上げになります。

つまり、メンズの日本人サーファー2名がパリ五輪に出場することが早くも確定です。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

イベント最終日は現地タヒチにおける明日16日の予定となっています。

波予報は午前が5~8フィート、午後3時以降が6~10フィートなのでサイズ的には夕方の方がある予報です。

おそらく夕方を狙い撃ちせずに、朝一からオンになると思いますが。

まとめ

タヒチと日本の時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。

ネクストコールとなる現地時間2023年8月16日午前6時45分は、日本時間では8月17日午前1時45分となります。

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公式サイト「SHISEIDO Tahiti Pro

2023年タヒチプロの過去記事

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