世界的に建設ラッシュとなっているモダンウェイブプール。
造波装置メーカーの新規参入もあり、これまではいかに素晴らしい人工波を発生可能なのかが焦点だったと言えます。
なのですが、現在は人工波のクオリティはそこまで大差が付きづらくなったので、アイディア勝負へとフェーズを変えてきたと言えるのかもしれません。
今回の記事は、造波装置メーカーのリーディングカンパニーであるウェイブガーデン社がフィリペ・トレドとパートナーシップを結んだニュースをお届けします。
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これまでウェイブプール自体の数が世界的に見ても少なかったので、ウェイブプール単体で集客ができたと言えます。
なのですが、数が増えてくると目新しさが減り、ウェイブプールを含む高級リゾートエリアにしたりと言った動向が最近では主流となっていました。
そして今回のウェイブガーデン社のプレスリリースによると、同社の造波装置搭載ウェイブプールとしてブラジルでは3つ目となり現在建設中の「Beyond The Club」のアンバサダーとしてフィリペを迎える事になったと発表。
ウェイブプール×アンバサダーと言うと、オーストラリア初造波装置メーカーのサーフ・レイクス社が元ワールドチャンピオンのバートン・リンチやマーク”オッキー”オクルーポをアンバサダーに据えています。
ただし、今回は現行のワールドチャンプであるフィリペがアンバサダー。
では、他のウェイブプールと差別化するためのアンバサダーの役目とは!?
プレスリリースに記されたフィリペの役割は以下となります。
*サーフコーチングプログラム
*サーフ体験イベント
個人的には現役トップCTサーファーのコーチングは非常に興味深いですし、面白い差別化だなと感じます。
ちなみに、同ウェイブプールのオープン予定は2025年前半で、建設地はブラジルのサンパウロ。
ウェイブガーデン社の造波装置はモジュール数によってプールのスケールが変わり、モジュール数が多いほどロングライド可能。
これまでの最多モジュール数は韓国のウェイブパークで56モジュールでしたが、今回のサンパウロは62モジュールと最多になるそうです。
ウェイブパークであっても20秒ライドほど可能だったので、フィリペのアンバサダーに加えてウェイブプール自体にも興味が沸いてしまいますね。
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公式サイト「Wavegarden」