コンペティターとフリーサーファーの垣根を越えたビッグイベントの一つであったサーファーアワード。
アメリカのサーファー誌によるアワード(授賞式)で、プロサーファーが一堂に会する真夏のUSオープンやオアフ島ノースショアシーズン入りのタイミングで開催されていました。
そんなアワードを現在開催しているのがスタブ誌。
今回の記事は、スタブ誌による2023年SSOTY(Stab Surfer of the Year)の結果といったニュースをお届けします。
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内容的にはコロナ前辺りまで開催されていたサーファーアワードと同じく、年間ベストサーファーやサーフムービーなどを決めると言ったもの。
現代テイストとしてはYoutube部門も含まれている点でしょう。
結果を決めるのは45名のワールドベストサーファーたちとスタブ誌読者による投票。
まずは今年の結果からお届けします。
*Stab Surfer of the Year:Male
ネイザン・フローレンス*Stab Surfer of the Year:Female
ケイトリン・シマーズ*Stab Surfer of the Year: Best Male Junior
ヒューイ・ヴォーン*Stab Surfer of the Year: Best Female Junior
シエラ・カー*Stab Edit of the Year
ラッセル・ビールキ:「Outer Edge of Leisure」*Stab Film of the Year
クイックシルバー:「Repeater」*Stab Surfer of the Year: Best YouTube
ネイザン・フローレンス
目を見張る結果と言えるのは、コンスタントにメディア露出のあるコンペティターではないネイトがメンズのトップに立った点ですね。
過去のメンズで言えば、ジョンジョン、イタロ、フィリペとワールドチャンプ揃いだったわけですから。
では、ネイトがトップに立った理由は、アイルランドのマラモアでのビッグバレルメイクなど素晴らしいパフォーマンスを見せた事がもちろんベースにあります。
ただ、その偉業を知ってもらうにはメディア露出が必要で、その役割を担ったのがネイト本人によるYoutubeチャンネルです。
現時点において登録者数は41万人と好調なチャンネルへと育っていますし。
ただし、フィルマーを雇ったり旅費を払ったりと相当な投資をした結果であり、ネイトのような投資をしても成功するサーファーは一握りと言えるので厳しい世界。
その中で結果を残したネイトの功績は、若手世代には大きな希望の星となるので興味深い結果になったと言えるでしょう。
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公式サイト「Stab」