開催まで残り10日ほどに迫ってきた2024年シーズンCT(チャンピオンシップツアー)初戦となる「Lexus Pipe Pro」。
同イベントにワイルドカード出場するサーファーを、WSL(ワールドサーフリーグ)が発表となりました。
欠場するCTサーファーが出る可能性もあるためか、まだヒート表自体は公表されていないのですが。
今回の記事は、2024年パイププロにワイルドカード出場する計3名のサーファーに関するニュースをお届けします。
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CT初戦におけるワイルドカード出場者はメンズが2名でウイメンズが1名の計3名。
以前はパイプスペシャリストが集結して大盛り上がりのトライアルイベントでワイルドカードを決めていましたが、近年はCSなどの実績に基づいての決定となっています。
ウイメンズのワイルドカード出場者
ウイメンズでパイプと言えば、この人以外にいないと言えるモアナ・ジョーンズ・ウォンに決定。
2022年の同イベントで優勝していて、2023年も出場しているので今年で3年連続のワイルドカード出場です。
ちなみに、WSLによる選出理由としては、2021年同イベント優勝に加えて2021/2022 年と2022/2023年シーズンの「Hawaii/Tahiti Nui」におけるQSでのリージョナルトップを挙げています。
実際のインパクトとしては、昨年末のパイプマスターズ優勝の方が強いですが、WSLとしてはパイプマスターズはあくまでもWSLスペシャルティイベントなので、表面上はカウントに入れない格好を取っています。
モアナのコメントは以下の通り。
パイプラインで世界トップレベルのウイメンズと対戦できることは素晴らしい事だわ。
世界一お気に入りの波を貸切できるなんてエキサイティングだから、イベント期間にパイプがエピックコンディションになってくれることを願っているわ。
メンズのワイルドカード出場者
メンズは2023年シーズンのCSランクにおける「Hawaii/Tahiti Nui」のトップ2が選出。
ランキング順に上げると、2023年CSランク23位となったジャクソン・バンチ(20歳)で、ジャクソンは先日のワールドジュニアチャンピオンシップで準優勝した事の方が記憶に新しいでしょう。
ジャクソンのコメントは以下の通り。
父さんがメッセージを受け取ってから僕に電話してくれて、その時シオン(クローフォード)と一緒に車に乗ってたから二人して大興奮。
パイプで3人だけ、もしくは2人だけでサーフできるなんて、これ以上の贅沢はないよね。
普段は一本の波をキャッチすることさえ簡単じゃない場所なんだから。
コンディションが良い事を願っているし、希望通りになれば全力を尽くすつもり。
もう一人のワイルドカードは、こちらもジャクソン同様に若手のシオン・クローフォード(18歳)。
早い段階からコンテストシーンで頭角を現していたシオンが、パイプCTイベントと言う大舞台に出場となりました。
シオンのコメントは以下の通り。
連絡を受けて言葉が出なかったよ。
スマホを見て、一緒にいたジャクソンを見たんだけど「マジかよ」って思いだけで言葉は出てこなかった。
トップサーファーとのサーフにストークしてるから、全集中して数本は思いっきりチャージしたいね。
勝てるチャンスは十分にあると思ってるから、まずは気持ちを落ち着けて、サーフィンで見せたいと思ってる。
まとめ
ウイメンズはパイプコンディションになれば負ける可能性が極めて低いモアナと言う事で、最強のビッグネームキラーの出場は楽しみの一つですね。
メンズの若手2人というコンボもまた興味深く、シオンなどは当サイトでも過去に取り上げていますが爆発力のあるサーファーなので大番狂わせを期待したいところです。
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公式サイト「WSL」