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モーガン・シビリック Photo: WSL / Dunbar

現地時間2021年5月22日(オーストラリア)、CT第5戦「Rip Curl Rottnest Search presented by Corona」が開催。

イベント5日目となる本日は、メンズとウイメンズのクオーターファイナルまで終了しました。

今回の記事は、ロットネストサーチのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

メンズ

メンズのラウンド4の残りヒートからスタートした本日。

当初の進行はメンズのラウンド4とウイメンズのクオーターファイナルとありましたが、最終的にはメンズのクオーターファイナルまで進めました。

という事は、イベント最終日は6ヒートしかないので短時間で終了させることが可能になりました。

ラウンド4ヒート4からスタートした本日、ラウンド4は基本的にはシード順通りの結果となり、圧倒的だったのは厳しいスコア基準の現在において9ポイント台を2本揃えたヤゴ・ドラ。

1本目はターン2発とエアリバースのコンビネーション、2本目はフルローテーションの単発メイクのみでのスコアでした。

モーガン・シビリック Photo: WSL / Dunbar

ウイメンズのクオーターファイナルを挟み、スタートとなったメンズのクオーターファイナル。

ヒート1はモーガン・シビリックとジュリアン・ウィルソンのオージー対決となり、ルーキーのモーガンがベテランのジュリアンを破る結果に。

実はジュリアン、クオーターファイナル進出は今季初と言うほどの不調で、ようやく調子を取り戻した上での敗退は相当悔しかった模様。

「自分に出来ることは全てやったし、モーガンが3発のターンで8ポイント台をスコアしたのは信じられないし、フラストレーションが溜まってる」とコメントしていました。

モーガンのスコアに関するくだりは、あの波を自分がキャッチできなかったことへの怒りなのか、ジャッジのスコアリングに対する批判なのかは不明です。

リアム・オブライエン Photo: WSL / Dunbar

ヒート2では、リアム・オブライエンとミゲル・プポの対戦となり、ワイルドカードのリアムが再びの躍進を見せることに。

ヒート自体はミゲルのリードで進行していき、動きがあったのは残り10分頃で、リアムが6.9ポイントをマーク。

その後、ヒート残り4分台で6.33をマークし、このヒートにおいてラストに乗った2本の波でシチュエーションをひっくり返して勝利してしまいました。

ここまで来たらリアムには是非とも優勝してもらいたいです。と言うのも、経験の浅い若手のワイルドカード出場での優勝は長らくないですからね。

個人的に記憶している限りでは、メンズはミック・ファニングとジョエル・パーキンソン、ウイメンズはステファニー・ギルモア、タイラー・ライト、カリッサ・ムーアくらい。

直近となるので2009年のカリッサの優勝で、簡単なことではないので実現することは少ないのですが、リアムにはニュースターとして優勝を果たしてもらいたいです。

ガブリエル・メディナ Photo: WSL / Dunbar

ヒート3ではガブリエル・メディナがコナー・コフィンを下し、ヒート4ではイタロ・フェレイラがヤゴ・ドラを破るといういつもの順当な結果となっています。

本日の結果

今後のヒート表

ウイメンズ

クオーターファイナルの4ヒートのみ開催となった本日のウイメンズラウンド

オープニングヒートとなったサリー・フィッツギボンズとマリア・マニュエルのヒート1では、サリーがディープなバレルをメイクして8.33をマークして勝ち上がることに。

ヒート2ではタイラー・ライトが勝ち上がり、ヒート3のカリッサ・ムーアは無敵の強さを披露。

ディープバレルをメイクしたサリーが8.33に対し、カリッサはターン2発のコンビネーションで9.50をマークしましたので。

ターンのみでワールドタイトルを獲得できる上、先日は見事なエアリバースをメイクしたりと少し次元が違うように見えます。

都筑有夢路 Photo: WSL / Miers

ヒート4ではCTイベントで初となるクオーターファイナル進出を果たした都筑有夢路がジョアン・デフェイと対戦。

ツアー歴7年目のベテランであり、バックサイドのアクションが得意なジョアンを前に、都筑は6.10をマークして逆転に必要な7.50を狙っていたのですが、残念ながらタイムアップで敗退となりました。

これで都筑にとってのオーストラリアンレグは終了となりましたが、レイキー・ピーターソンのツアー復帰はまだまだ先となるはずなので、6月に開催されるサーフランチプロも出場可能だと思います。

本日の結果

今後のヒート表

イベントのフル動画

波予報

今後ですが、本来であれば25日がフェイスで8~10フィートで風がオフショアになるかもしれないという事で、25日のイベント最終日が妥当です。

なのですが、29日からのエルサルバドル開催のISAイベントを見据え、早くイベントを終わらせたいはず。

ISAイベント出場サーファーは、今イベント終了後に中米エルサルバドルまでの移動が待っているわけですから。

そんな事情があるため、本日は男女共にクオーターまで終わらせ、残りヒートを6ヒートのみにしたのでしょう。

と言うのも、これだけ少ないヒート数ならば、明日の風が弱い時間帯にイベントを終えることができるためです。

そのため、明朝のコンディションが悪くない限り、明日がイベント最終日になると思います。

まとめ

西オーストラリア州と日本の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

現地時間の午前7時にファーストコールの場合、日本時間は同日午前8時となります。

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公式サイト「Rip Curl Rottnest Search presented by Corona 2021

公式サイト「Rip Curl Rottnest Search presented by Corona 2021 - Women's

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