2022年と2023年の2年連続でワールドタイトルを獲得している2×ワールドチャンピオンのフィリペ・トレド「Filipe Toledo」(28歳)。
そんなフィリペは今シーズンの開幕戦となったパイププロではラウンド1で3位敗退となり、ラウンド2は食あたりを理由に棄権しました。
そして本日、今季はセミリタイアすると突然の発表がなされることに。
今回の記事は、フィリペ・トレドの2024年シーズンのセミリタイア発表に関するニュースをお届けします。
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まずはフィリペ本人によるSNS投稿は以下となります。
この発表は気持ちが重くなるんだけど、今季2024年CTの残りイベント全てを欠場することに決めました。
僕にとってこの決断に至る事は決して簡単ではなく、近しい人たちと何日も熟考した上での決断なんだ。
WSLはいつもサポートしてくれて、2025年のシーズンワイルドカードを与えてくれると言うのでとても感謝しています。
来シーズンは今まで以上にパワーアップして戻ってくるように全力を尽くします。
これまでのキャリアにおいて、正直言うと怪我だけでなくメンタルヘルスとか色んなチャレンジに対峙してきたんだ。
最高峰レベルでのコンテスト参戦は心身ともにかなりの疲弊で、だからこそ僕のキャリアにおける新たなチャプターに向けて回復に努める時間を取ることにしました。
CTというプラットフォームは僕に全てを与えてくれて、想像すらできなかった方法で家族をサポートする手段を与えてくれたり、素晴らしい経験をさせてくれた。
CTが大好きだし、CTのために生きているとも言えるし、男女ともに全CTサーファーに敬意を持っているし、みんな素晴らしいんだ。
僕はサーフィンと言うスポーツに対して並々ならぬ情熱を持っているけど、完全回復するには少し時間が必要だから、今まで以上に力強くなってカムバックするよ。
家族、仲間、スポンサー、WSLのサポートや僕を信じてくれる思いには感謝の気持ちで一杯。
世界中にいる僕のファンには今回の決断を理解してもらい、来年ツアー復帰するまで僕を信じていてもらいたい。
仲間のCTサーファーたちが今後のシーズンを素晴らしいものにしてもらう事を願っているから、観戦を楽しみにしてるよ。
フィリペがメンタルヘルスを患っている事は、これまでにもいくつかのドキュメンタリー動画などで語られていたので、知っているファンは多かったと思います。
ただ、あくまでもワールドタイトル獲得以前の話だと思っていたので、今なお苦しんでいたのは意外とも言えました。
さて、フィリペ欠場で空いた枠ですが、ハワイアンレグではジョアン・チアンカのリプレイスメントとなっているラムジ・ボウキアムに譲られるとのこと。
ラムジは2023年シーズンにモロッコ人初のCTサーファーデビューを果たすはずが、開幕戦直前の怪我で1イベントも出場できずにミッドシーズンカットに消えることに。
そんな悔しい思いがあるからこそ、ラムジが今回のチャンスをどう生かすことになるのかにも注目が集まる事でしょう。