ビッグウェイブサーフィンの革命児と言えるハワイアンウォーターマンのカイ・レニー「Kai Lenny」(31歳)。
ジェットスキーに牽引してもらい波に乗るスタイルのトウインサーフィンでのビッグウェイブにて、ハイパフォーマンスサーフィンを確立した存在ですから。
そのハイパフォーマンスサーフィンとは、一般的なショートボードと変わらぬパフォーマンスをビッグウェイブでのストラップサーフィンで見せるのです。
今回の動画は、ビッグウェイブが発生しやすいエルニーニョ年となった今季2023/2024年シーズンのカイ・レニーのドキュメンタリー映像をお届けします。
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ビッグウェイブシーンは主に2つに分けられ、自らのパドルで波に乗るパドルインサーフィンとトウインサーフィン。
どちらかと言うと主流なのはパドルインで、マシンの力を使わないという点が大きいと思います。
パドルインでのハイパフォーマンスは、言わずと知れたビッグバレルであり、パドルインでビッグウェイブに乗るにはビッグサイズなボードが必要なので、逆に言えばビッグバレル以上のことを求めるのは厳しいと言えます。
逆にトウインになるとマシンの力を使うのでテイクオフのハードルは一切なくなり、短いボードを使ってマニューバビリティは思いのまま。
そこに目を付けたカイが、トウインハイパフォーマンスと言う新たなカテゴリーを築き上げたのです。
従来のトウインであれば、ビッグウェイブに乗る事だけにフォーカスを当てていたので、信じられないほど大いなるステップアップと言えます。
動画内のカイ本人の言葉によると以下の通り。
これまでのビッグウェイブサーフィンはサバイバルできるかどうかが焦点だったけど、すでに時代は変わってきた。
今はサバイバルすることはできるから、いかにパフォーマンスレベルをプッシュするかにシフトチェンジしてるんだ。
カイの言ってることは最もだと思いますが、現時点においてカイの背中を追えているのはチャンボこと、ルーカス・チアンカくらい。
それだけカイの取り組んでいる事は先を走っている事の証明であり、今後のさらなる動向が楽しみではないでしょうか。