
コンテストサーフィンの最高峰と言われるワールドツアーであるCT(チャンピオンシップツアー)。
CTのスコアリングは、満点がパーフェクト10と言うことで10点満点での採点となります。
そのパーフェクト10がコールされることは非常にレアなので、スペシャルなライディングのみに与えられる特権と言えます。
今回の動画は、2025年シーズンにマークされたパーフェクト10ライドのみを集めたダイジェスト映像をお届けします。
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かつては量産されていたパーフェクト10。
なのですが、2018年シーズンから途端にジャッジ基準が厳しくなり、それ以前はパーフェクト10がコールされていたライディングであってもパーフェクト10とコールされる事は珍しくなりました。
理由としては、パーフェクト10を一度コールしてしまうと、それ以上のライディングが出た時に差を付けることが出来なくなるためだと思います。
なので、それ以上のライディングが出る余地がないシチュエーションに現在は限定されているように感じます。
そんなシチュエーションの代名詞と言えるのは、ビッグバレルスポットが一番シンプルでしょう。
だからこそ、今回の5本のパーフェクト10ライドの中でも、2本はパイプラインイベントとなっています。
パーフェクト10をスコアしたサーファーは、登場順に以下の通り。
*コナー・オレアリー
*グリフィン・コラピント
*フィリペ・トレド
*バロン・マミヤ
*ジャック・ロビンソン
個人的には、エアリアルを織り交ぜたグリフとフィリペのライディングが印象的です。
あらゆるマニューバが可能なコンディションにおいて、これ以上の上限はないだろうとジャッジに認めさせたわけですから。
グリフに関しては、レールゲームが当然とされるマーガレットリバーでの特大エアーだった点が、かつてフィリペがJベイでアーリーウープ2連発でパーフェクト10をスコアした時のような強烈なインパクトがありました。
そして当のフィリペは、バーレーヘッズでアーリーウープを交えたライディングでパーフェクト10をスコア。
このアーリーウープですが、じっくり見ているとミッドフェイスで飛び出しているにもかかわらず、あれだけの高さを出している点に衝撃を受けてしまいます。
今シーズンの貴重なパーフェクト10ライディングをじっくりとチェックして見て下さい。