
世界中で発生しているサーフスポット消滅と言う事実。
原因としては人間の安全を考え、海へとテトラポットなどと言った人工物を投入したり、船舶が安全に運航できるように浚渫を行ったりすることで、カレントや地形に影響を及ぼして波がブレイクしなくなるのが一般的です。
その厳しい現実が、現在南米チリのサーフスポットでも行われているとか。
今回の動画は、南米チリのカレタ・ペリネスで行われているサーフスポットを消滅させる恐れが強い工事に関する映像をお届けします。
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舞台となっているのは、チリのピチレムの南に位置するバレルを形成するレフトポイントのカレタ・ペリネス。
こちらで行われている工事は船舶が安全に発進と着岸できるようにと、2つの防波堤をサーフスポットのラインナップに建設しているとのこと。
サーファーサイドの主張として、代替案や設計の微調整で影響を避けられるにもかかわらず、なぜ現在の案を推し進めているのかと反対の声を上げているそうです。
ただ、チリ政府による公共事業という事で、一度動き始めたらサーファーの案が受け入れられるのかと考えると厳しいと見られます。
さて、今回の件で難しい点として、政府がメリットを求めて強引に推し進めていると言うわけではない点。
行政としては地元住民の安全を考えての事業ですし、かと言ってサーファーとしてはと言う難しい問題と言えます。
たとえば、このサーフスポットが観光資源として多くのサーファーを引き寄せているエリアであればサーファーとしても訴えやすいのですが。
なのですが、このサーフスポットは波は良いければ、チリという事で寒さなども手伝ってか少しマイナーなサーフエリアというのが少し弱いところとも言えます。
世界中でこのような事は起きていて、人間が便利かつ安全に生活するための事とは言え、サーファーとしては悲しい現実と感じてしまいます。