サーフィン界において、突出した存在であった3×ワールドチャンプの故アンディ・アイアンズ(32歳で他界)、そしてブルース・アイアンズ(34歳)のアイアンズ兄弟。兄であるアンディの後を追うように、ブルースもワールドツアー入りを果たし、今から10年前の2004年、クイックシルバー・プロ・フランスで二人のファイナル対決が実現しました。

今回の動画は、兄弟対決となったファイナルの懐かしい映像をお届けします。カウアイ島出身のハワイアンとして、ビッグウェイブに強い二人にとっては申し分ないコンディションとなった2004年のフランス。このコンディションだからこそ、二人揃ってファイナル進出を果たしたとも言えますね。

赤ジャージのアンディに黄色ジャージーのブルースというヒートは、兄であるアンディが制する結果となり、この年のシーズンでは、アンディが3度目のワールドタイトルも獲得しています。アンディは弟ブルースに対し、兄弟であるがゆえか、ライバル心剥き出しだったと言いますので、アンディの勝利は平和的結果とも言えますね。

ちなみに、サーフィンでは絶対にブルースに負けたくないアンディでしたが、同じく2004年にオアフ島ワイメアで開催されたビッグウェイブイベント「Quiksilver in Memory of Eddie Aikau」でブルースが優勝を果たすと、自分が獲得していない栄冠だけに、非常に悔しがったそうです。とことんまでの負けず嫌いな気質が、コンテストには向いていたのでしょうね。


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