北半球が冬になると、世界中のトップサーファーが一同に会するオアフ島ノースショア。美しいまでのビッグウェイブが押し寄せ、サーファーやギャラリーを魅了しますが、その反面、とんでもない危険が潜んでいることも事実です。
そこで今回の動画は、ノースショアの安全を守るライフガードをフィーチャーした映像をお届けします。フィーチャーされたライフガードは、パイプラインで任務にあたっているイアン・フォレスターとロバート・ドアー。
現場はパイプラインと言うイアンですが、基本的にはジェットスキーを使い、ノースショアであればどこにでも駆けつけるようです。ロバートによると、ビッグウェイブが押し寄せる時期は、9月から5月までとのこと。シーズン中であれば、波のサイズアップは予測不能で、数時間で穏やかなビーチがカオスに変わることもしばしば。
今では一般的なレスキュー方法であるジェットスキーを使ってのレスキューが生まれたのはオアフ島とのこと。ただ、ジェットスキーも万能ではなく、あくまでもエンジンありきのマシンなので、エンジンが使い物にならなくなれば、レスキューチームも危険なビッグウェイブの中を泳ぐことに。
2:27~からパイプラインのボトムのリーフ形状が映し出されますが、浅い上に、入り組んだ形をしていて非常に危険です。リーシュコードが引っ掛かったという話も耳にすることがありますが、この形なら納得ですね。
パイプラインで最も多い怪我は、ボトムのリーフによるものだそうです。頭を打ったり、肩の脱臼、足首の骨折、リーフによる大きな切り傷など様々。
海の状況は安定しているわけではないので、数週間レスキューする事案がない時もあれば、突如として30分おきにレスキュー要請を受けることもある気が抜けない仕事とのこと。
人命にも関わる仕事でありますが、彼らはライフガードという仕事が好きで、人助けをする事で喜びを感じるのだそうです。
最後には、どんなに上手いサーファーであっても初めてサーフするなら、ライフガードの所まで来てくれとのこと。これって、とても有難いですね。ただ、私のような一般サーファーなら、パイプラインでサーフする事はないですが・・・。
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