コンクリートの路面で楽しむスケートボードに対し、水上で楽しむウェイクスケート。サーフィンの場合、ブレイクしようとする波のパワーでボードが前方に押し出されて推進力を得ます。
では、ウェイクスケートでは!?一般的なウェイクボードは、ジェットスキーに牽引してもらうことで、ライディングが可能となります。ただ、ジェットスキーの使えない今回のロケーションにおいて、使用したのはウインチ(巻き上げ機)。
ウェイクスケーターの前方に設置されたウインチから伸びるロープを掴み、釣り竿のリール同様、巻き上げて短くなるロープに引っ張られることでスピードを付けてライディングします。ちなみに、波が小さくてパワーが無い時、ウインチを使って遊ぶサーファーがいます。
そんなウェイクスケートのパイオニアであるのが、アメリカ出身のブライアン・グラブ「Brian Grubb」(34歳)。アクションスポーツのエンターテイメント性をサポートするレッドブルのライダーです。
普通にウェイクスケートをしていたら、求められるのはハイレベルなパフォーマンスのみ。しかし、ロケーションによっては、エンターテイメント性を追求した魅せるアクションスポーツとなります。
今回、ブライアンが舞台に選んだのは、米国マサチューセッツ州東端のケープ・コッド。流氷が残るタイミングを見計らってトリップを敢行し、今回のような素晴らしい映像を残したと言います。
気象情報とにらめっこし、虎視眈々と機会を伺う感じは、世界中のスウェルを狙うビッグウェイブサーファーと似た感じもしますね。
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