サーフィンの聖地であるハワイ。そのハワイの中でも、比較的、地味なエリアとも言えるマウイ島。ウインターシーズンを迎え、ビッグウェイブスポットのジョーズが炸裂すると一気に注目が集まるものの、ジョーズ以外のサーフシーンについてはあまり知られていないのではないでしょうか。

今回の動画は、そんなマウイ島ローカルの2014/2015年ウインターシーズンのサーフシーンを捉えたシリーズ作品の第一弾となります。はっきり言って、普通に販売されているサーフムービー以上のサーフィンが収録されていて、息つく暇もないほどのライディングが詰まっています。


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登場するサーファーは、アルビー・レイヤー、マット・メオラ、カイ・バーガー、タナー・ヘンドリクソン、イマイ・デヴォールトの5名。マットやアルビーについては、すでにフリーサーファーとして有名コンビですね。

昨シーズンのマウイ島は、例年とはスウェルの向きや風向きが大きく異なったそうですが、逆にエアーには最適な風向きの事が多く、リップから飛び出すアクション満載の映像となっています。

エアーに最適な風とは、サーフボードのボトム(裏)面に吹き付ける風向きです。その風向きであれば、飛んでいる時に、ボードが足に吸い付き、メイク率が高くなると言われています。

そのため、岸から沖へと真っ直ぐ吹くストレートオフショアだと、ボードのデッキ(表)面に風が吹くので(回転にもよりますが)足から離れやすくなり、エアーには不向きと言います。

実際、ワールドツアーイベントでも、オフショアコンディションになるとエアーを控えるサーファーも多いです。一時期、エアリアルサーファーはオンショアコンディション大好きとも言われていましたし。

さて、エアーに有利なコンディションだったとは言え、5名それぞれが凄まじいエアーを見せています。どれも、ほとんどがフルローテーションの上、ローテションの角度も一様ではありません。

5名ともに、これほどまでハイレベルなサーフィンを見せるのに、誰一人としてワールドツアーサーファーではないというのも、信じられません。しかも、パワフルなターンもこなし、非の打ち所なしのオールラウンドサーファーなのですから。

個人的にヤバいと思ったシーンは、2:14~からのタナーによるブローテールのリバース。何じゃこのマニューバといった感じで、唖然とさせられます。

登場順は、0:43~からマット、1:58~からタナー、3:00~からイマイ、3:55~からカイ、5:16~からアルビーとなっています。

今回の出演サーファーに関する過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

スピンドルフリップ540の世界初メイクを含むフリーサーフ映像:マット・メオラ

アルビー・レイヤーが人生2度目のアーリーウープ540メイク映像

マウイ島ジョーズでのチャージまでこなすカイ・バーガー

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