先日お届けしたメンタワイ諸島(インドネシア)のカンドゥイでのビッグバレルセッション。その際の映像は、6月28~29日に撮影されたものです。

メンタワイ(インドネシア)にも届いたインド洋からのメガスウェル@カンドゥイ

あの映像を見た時、なんで上手いサーファーが多いのか不思議に思ったのですが、今回の動画に答えがありました。今回の動画は、同じくカンドゥイで、6月27~28日に撮影された映像となります。


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登場するサーファーは、ディーン・モリソン、コア・ロスマン、ビリー・ケンパー、イーライ・オルソンといった、オーストラリアとハワイを代表するビッグウェイブサーファーです。

つまり、前回の映像でも、これだけのプロサーファーが集まってセッションをしていたので、上手いのは当然ですね。ただ、ディーンに関しては、西オーストラリアでスーパーセッションが繰り広げられていたのに、なぜインドネシアまで足を伸ばしたのか不思議ですよね。

ビッグウェイブサーファーにも、好みの波質があります。ビッグウェイブサーフィンが進化する過程で、細分化されていったと言えますね。その過程とは、こんな感じです。

ビッグウェイブに魅了されたサーファーたち。「オラ、もっともっとデカい波に乗りたい。デカ波に乗った時のアドレナリンがたまらないんだな!」と、さらなるビッグウェイブにチャージするように。

ただ、一定のサイズ以上になると、人間のパドルでは、スウェルが移動する速度に追いつけなくなります。そんな時、「パドルして乗れないなら、ジェットスキーで牽引すればイイじゃん。エンジン積んでるから、余裕じゃん」と、生まれたのがトウインサーフ。

みんながみんな、トウイン最高!となっていましたが、次第に疑問を抱くサーファーが。「オラたち、自然相手のサーフィンしてるのに、エンジン使うってチガくね」と。

そんな経緯があり、パドルサーフに戻るサーファーが増え、今ではパドルサーフの方が、ビッグウェイブサーフィン界では主流となっています。ビッグウェイブのワールドツアーも、パドルサーフで行われていますし。

ただ、純粋に波のサイズにこだわるサーファーは、トウインでサーフしています。どっちが良いとか悪いではなく、好みの違いと言ったところでしょうか。

今回の動画に登場するプロサーファーは、パドルサーフでの限界サイズでのバレルを求めているサーファーとなります。ちなみに、パドルサーフでも、オアフ島ノースショアのワイメアのよう、バレルにならない波に固執するサーファーもいるので、ビッグウェイブサーファーと一口に言っても、タイプは様々ですね。

インド洋で10年に一度のメガスウェルセッションの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

インド洋から西オーストラリアに届いた10年に一度のビッグスウェル@カウ・ボミー

西オーストラリアで注目スポット「ザ・ライト」でのインド洋ビッグストームのセッション

女性サーファーも攻めた西オーストラリアのビッグウェイブ:フェリシティ・パーマティア

ノースポイントでのインド洋からのビッグスウェルは?:タジ・バロウ

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