S-wings

サーフボードにおいて無くてはならないフィン。海面に接するサーフボードに対し、海中に沈んだ状態のフィンは、ターンをする時に抵抗となるため、ボードコントロールを容易にしてくれます。

そんなフィンですが、昔のオンフィン時代とは一変し、今ではFCSやFuturesといった取り外し可能なフィンにより、一本のボードで様々なフィンを試すことができます。

マーケットには山ほどフィンの種類があり、異なったサイズのフィンや素材のものまで、自分に合ったフィンを選べるようになりました。ただ、ベースは基本的に似たり寄ったりで、あまり劇的な違いはないかと思います。

今回の動画は、従来のフィンの形とは大幅に異なるフィン「S-Wings」の紹介映像をお届けします。


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フィン(fin)とは、もともと魚のヒレを表現する単語です。海や川といった水中で生活する魚は、フィンを使って軽やかに泳ぎます。そんな魚のフィンを参考に、サーフボードのフィンやボディサーフィンの足ヒレが生まれたのだと思います。

そこで、さらに踏み込んで魚のフィンを研究するようになり、誕生したのがS-Wings。自由自在に水中を泳ぐ魚を見て、より魚のフィンに近いものをサーフボードに装着すれば、パフォーマンス性能がアップするのではないかと思い付いたそうです。

実際の魚のフィンは、しなやかに揺れることで推進力を得ていますね。ただ、サーフボードのフィンも、フレキシビリティ(柔軟性)の高い素材のものもありますが、極端にフニャフニャになりすぎると、ボトムターンで溜めるといった動作ができなくなります。

そのため、試行錯誤の結果、S-Wingsはフィン後方の突き出た部分が、魚のフィンのようにフレキシビリティの高い作りとしました。そして、テスト結果は良好だったそうです。

従来のフィンよりも、格段にスピードが伸びると言うS-Wings。驚きなのは、テイクオフの時からスピードの違いが明白だそうです。つまり、このフィンを付けているだけで、今まで以上の推進力が得られるとのこと。

また、ビッグウェイブや小波など、コンディションに関係なく使え、コントロール性能も高いとのこと。まさに、良いところ尽くしのS-Wings。フランス南西部で製作されている同フィンですが、近日発売予定だそうです。

個人的には、トッププロが乗り比べをし、「Rip Curl Search GPS Watch」などでライディングスピード比較をして欲しいですね。数値で明らかな違いが出れば、説得力が格段と増すので。

同商品の詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。

公式サイト「S-Wings