現地時間2月1日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプライン/バックドアを舞台にした2016年QS3,000イベント「ボルコム・パイプ・プロ(Volcom Pipe Pro)」の二日目が開催。

WCTサーファーが登場するメインラウンドのラウンド3に突入した本日は、ラウンド2ヒート12~ラウンド3ヒート13まで終了しました。波は8~10フィートのエピックコンディション。

2016年の開催が迫った「ボルコム・パイプ・プロ」を振り返ってみよう

ボルコム・パイプ・プロを制した2010~2015年の歴代優勝者のライディング動画

2016年QS3,000「ボルコム・パイプ・プロ」:初日ハイライト


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WCTイベント最終戦「パイプマスターズ」で優勝してパイプマスターとなった経験を持ち、同イベント優勝経験もあるケリー・スレーター、同イベントの4×チャンプのジョンジョン・フローレンス、アーリーラウンドから勝ち上がってきたパイプマスターのブルース・アイアンズが登場した本日。

ブルース・アイアンズ バックドア
ブルース・アイアンズ photo:WSL/Freesurf/Heff

パイプマスターの中で一番に登場したのはブルース。波運に恵まれなかったブルースは、ひたすらセットを待ち続け、気付けばヒート時間は残り一分の絶体絶命状態。

しかし、スターは持ってますね。残り一分で特大サイズのセットがバックドアに入り、見逃さなかったブルースはスタンディングバレルで大きく口を開いたバレルを完璧にメイク。そのライディングに9.40ポイントが付き、ラスト1分で3位から1位へとジャンプアップして勝ちました。

ケリー・スレーター パイプライン
ケリー・スレーター photo:WSL/Freesurf/Heff

続いてのパイプマスターはケリー。ヒート後にケリーは「さっきまでの数時間、パイプは余裕で今年一番のコンディションだった。波数も多かったから、アドレナリンが飛びすぎて、そう簡単には冷静さを保てなかったよ」と発言。

アドレナリンのせいなのか、ケリーはディープなポジションを攻めてバレルに潰されたりと苦戦。最終的にはミディアムスコア2本で2位となって勝ち上がりましたが、パイプでのケリーらしくないヒートでした。

ジョンジョン・フローレンス パイプライン
ジョンジョン・フローレンス photo:WSL / Freesurf/Heff

ラストのパイプマスターはジョンジョン。同イベントで過去4回優勝経験があるジョンジョンは、一人だけ別格の強さを見せました。9ポイント台を二本揃えて、余裕の1位通過。

ジョンジョンのヒートは本日終盤でしたが、あまりにパイプのコンディションが良かったので、「このままのコンディションをキープしてくれ」って自分のヒートまで祈っていたそうです(笑)。

今後の日程としては、現地時間の火曜日または水曜日に最終日を迎え、コンテストが終了する可能性が高い予報となっています。

イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「Volcom Pipe Pro

<本日の結果>
*左から1位~4位となり、ラウンドアップは上位2名

・ラウンド3

H1: Marco Giorgi (URY), Kiron Jabour, Keanu Asing, Joel Centeio

H2: Koa Smith, Brent Dorrington (AUS), Derek Peters (USA), Patrick Gudauskas (USA)

H3: Bruce Irons, Joan Duru (FRA), Mikey Bruneau, Billy Stairmand (NZL)

H4: Torrey Meister, Griffin Colapinto (USA), Conner Coffin (USA), Granger Larsen

H5: Ezekiel Lau, Dimitri Ouvre (BLM), Gavin Gillette, Ian Walsh

H6: Jack Robinson (AUS), Nathan Yeomans (USA), Hank Gaskell, Jean Da Silva (BRA)

H7: Sebastian Zietz, Takayuki Wakita, Carlos Munoz (CRI), Brian Toth

H8: Chris Ward (USA), Kelly Slater, Gavin Beschen, Yago Dora (BRA)

H9: John John Florence, Eala Stewart, Balaram Stack (USA), Leonardo Fioravanti (ITA)

H10: Ian Gouveia (BRA), Hiroto Ohhara (JPN), Hizunome Bettero (BRA), Victor Bernardo (BRA)

H11: Tom Whitaker (AUS), Soli Bailey (AUS), Yujiro Tsuji (JPN), Leandro Usuna (ARG)

H12: Nic Von Rupp (PRT), Aritz Aranburu (ESP), Kai Mana Henry, Ricardo Christie (NZL)

・ラウンド2

H12: Nic Von Rupp (PRT), Yujiro Tsuji (JPN), Imaikalani deVault, Adrien Toyon

H13: Makai McNamara, Billy Kemper, Kalani David, Koa Rothman

H14: Olamana Eleogram, Kevin Sullivan, Kalani Chapman, Alex Smith

H15: Mason Ho, Keoni Yan, Sunny Garcia, Myles Padaca

H16: Lucas Silveira (BRA), Cory Arrambide (USA), Kekoa Cazimero, Allen Schuyler