2016年3月10日からスタートするWCT(ワールド・チャンピオンシップ・ツアー)初戦を前に、2015年WCTを振り返ろうという企画の第六弾。これまでの記事を見ていない方は、下記リンク先からチェックして下さい。
2015年WCTの名シーン1:エアリバースをメイクしたシルヴァナ・リマ
2015年WCTの名シーン2:パーフェクトスコアを出したオーウェン・ライト
2015年WCTの名シーン3:ケリー/ミック/ガブリエルのスーパーヒート
2015年WCTの名シーン4:ジョンジョンvsガブリエルの次世代対決
2015年WCTの名シーン5:ケリー・スレーターのスーパーリカバリー
第六弾となる今回は、フランスのランド県を舞台にしたウイメンズWCT第九戦「ロキシー・プロ・フランス」において、タティアナ・ウェストン・ウェブによるフロントサイドバレルが名シーンとして選ばれました。
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今回のシーンは何が凄いかと言うと、ウイメンズのコンテストシーンにおいて、これほどしっかりとバレルに入ってメイクすること自体、かなり珍しいことであるためです。当然、パーフェクト10となりました。
ウイメンズのサーフシーンも進歩しているのですが、エアリアルやバレルとなるとフリーサーフィンがメインとなり、コンテストでは今なおメインはターンですからね。
そのため、ツアールーキーがこういったバレルをメイクしたことは、大きな刺激となった瞬間と言えます。タティアナがパーフェクト10を決めたのはラウンド1での事で、その後も勢いが衰えることなくファイナルまで勝ち進み、ツアーイベント初の準優勝を果たしています。
ちなみに、2015年シーズンのウイメンズWCTでは、タティアナが唯一のルーキー。となれば、ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞は自動的にタティアナが受賞となります。
ただ、2015年WCTランクではツアー残留となる7位をマークしたので、結果として、しっかりと活躍した上での受賞になったことは、本人としても安心しているのではないでしょうか。
タティアナ・ウェストン・ウェブの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
タティアナ・ウェストン・ウェブが語るWCT生活から個人的な思いなど
好調なツアールーキーが振り返る今シーズン:タティアナ・ウェストン・ウェブ
2015年ウイメンズWCTで唯一のルーキー:タティアナ・ウェストン・ウェブ