BWT(ビッグウェイブツアー)のイベント開催地であるペルーのビッグウェイブスポット「ピコ・アルト(Pico Alto)」。
先日、同スポットに15フィートのソリッドスウェルが押し寄せた際、13歳のサーファーガールであるダニエラ・ロサス(Daniella Rosas)がパドルインでチャージし話題となっています。
今回の動画は、ピコ・アルトでは最年少女性サーファーによるチャージとして注目を集めるダニエラ・ロサスの映像をお届けします。
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そもそも、ダニエラって誰!?というサーファーが大半ですよね。ダニエラは、ウイメンズの元ワールドチャンピオンであるソフィア・ムラノビッチがスタートさせたサーフィンアカデミーの生徒。
中南米からウイメンズサーフィン界に大きな波を起こす可能性を秘めたサーフィンアカデミー
ソフィアについて少し触れると、2004年にペルー出身サーファーとして初のワールドチャンピオンに輝く偉業を達成。当時というか、今なおウイメンズの世界はアメリカ、ハワイ、オーストラリアが席巻しているので、とんでもない事なのです。
そんなソフィアがコンテスト界から離れた数年前、プロサーファーになりたい若手サーファーをサポートするためにスタートさせたのがサーフィンアカデミー「Proyecto Sofia Mulanovich」。
同アカデミーで経験を積んできたダニエラが今回、これまでの努力の成果を見せるかのよう、13歳という年齢でチャージしたのです。ダニエラ本人は「一本目の波に乗ったら恐怖心や緊張感が消えて、次の波に乗りたいって興奮したわ」とのこと。
いわゆるサーフィン先進国ではないペルーのキッズサーファーによる今回のチャレンジを見ると、ソフィアの試みが着実に形になってきているように思えます。
特にウイメンズの世界において、ソフィアのアカデミー出身者がサーフィン界の図式を変え、現在のメンズのブラジリアンのよう、ウイメンズでペルー出身サーファーが台頭する可能性もあり得るかもしれないですね。