パーフェクトウェイブでクタクタになるまで波乗りを楽しみ、アフターサーフにビール。お酒を飲むサーファーにとっては、夢の様なコンビネーションではないでしょうか。
そんな理想を現実にしてくれる日本人サーファーにとっての海外の旅先こそ、インドネシアのバリ島ですね。しかし、バリ島でアルコール飲料を飲めなくなる可能性が出てきました。
今回の記事は、インドネシアでバリ島におけるアルコール禁止法案が議会に提出されたということで、提出の経緯やビールをこよなく愛するオージーサーファーの反応などをお届けします。
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世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシア。多民族国家であるため、イスラム教が国教というわけではないのですが、外務省のサイトによると、国民のおよそ88%がイスラム教徒なのです。
イスラム教では、基本的に戒律としてアルコールが禁止されています。ではなぜ、バリ島はお酒アリなパーティーアイランドであるのか!?その理由は、バリ島住民の大半は土着のバリヒンドゥー教を信仰しているためです。
宗教的理由からアルコールが禁止されていないバリ島ですが、観光客がお酒を飲んで羽目を外すことで問題を起こすことはあります。
そこで、イスラム政党である開発統一党と福祉正義党が、バリ島におけるアルコール禁止法案を提出したのです。
現時点においては、もちろんアルコール禁止というわけではなく、長いプロセスにおける初期段階にあります。しかし、ビールとサーフィン大好きなオージーサーファーは早くも大反発。
オーストラリアのジェットスター・エアウェイズやヴァージン・オーストラリアといった航空会社には問い合わせやフライトのキャンセルが相次いでいると言います。
近隣国であるオーストラリアからの観光客が激減すれば、インドネシアにとって大きな痛手になることは目に見えてます。また、これまでお酒を提供していたレストランなどといったアルコール関連のローカルビジネスにも影響が及ぶはず。
サーファーであれば、大酒飲みではなくてもアフターサーフには軽くビンタンを飲みたくなるのが本音ですよね。熱帯エリアで飲むビールは格別ですし。そのため、どのような決断が下されるのか非常に気になります。
果たして、バリ島におけるアルコール禁止法案がどのような展開を見せるか、今後も進展があり次第、情報をお伝えしていきます。
参照記事:「Indonesia Might Ban Alcohol」
参照記事:「AUSTRALIANS BAIL ON BALI」